また会う日まで
生ける預言者たちに導かれて
「今,他の予言者をまた送らる」『聖徒の道』1973年9月号,425-428から。表現は現在の用法に改められました。
神はいつも生ける預言者を通じて民に語りかけておられます。
新しい神の預言者は……今の世を導き,耳を傾けるあらゆる老若男女に天からの新しい啓示をもたらすために,神から召され霊感を受けた人々の系譜につながる人物です。
この新しい預言者の任命は,神を信じるあらゆる人々にとって,とりわけ,主イエス・キリストを信じる人々にとって,重大な意味を持つものです。
主は,この地上に御自分の民と認める民を置かれるかぎり,どのような時であっても,生ける預言者たちに天から導きを与えることによって,その民を導いてこられました。……
現在,この近代においても,同様に霊感を受けた人々の系譜が確立しています。これは,主の末日の聖見者ジョセフ・スミスを通じて,主イエス・キリストの福音が回復された結果として成就したことです。
一般に信じられていることとは異なり,主は人々と語られる神であり,啓示の神であられます。また,光と英知の神であり,知識と見識の神でもあられます。主は闇の中で物事をなされず,無知のままで人を救うこともなさいません。主の救いの計画全体は,光を注がれた民とのやり取りの上に築かれています。
無知のままで,だれが知的な礼拝をすることができるでしょうか。
神を知らずして,だれが意味のある信仰を持つことができるでしょうか。
また,もしこの知識が神御自身からもたらされるものでないとしたら,それは一体どこから来るのでしょうか。……
人というものは主の道を学ぶのが遅く,特に,主御自身が人々と意思の疎通を願っておられるにもかかわらず,ある事実をなかなか受け入れません。それは,主,御自身が霊感を受けた生者たちを預言者として指名し,彼らを通して人に御心をお伝えになるということです。
これが主と交わる方法です。主の定められた方法であり,主はそれを一度も変更されたことはありません。主は,昨日も,今日も,またとこしえに変わることのない御方であり,主の方法も同様です。……
わたしたちは厳かに証します。天と地の間の交わりは,この時代に,再び打ち立てられました。わたしたちは,神はこの世から隔絶されていないと宣言します。
神は死んではおられません。生きておられます。
目がお見えにならないわけではありません。見ておられます。
耳が聞こえておられないわけでもありません。聞いておられます。
口を利けないでおられるわけではありません。語っておられます。生ける預言者たちを通じて,そして,彼らを通じて世の多くの人々にも,雄弁に語っておられます。
このようにして,神は皆さんに今日も語っておられるのです。