2020
あなたの目はどこに向いていますか
2020年8月号


『わたしに従ってきなさい:モルモン書』

あなたの目はどこに向いていますか

アルマ43-52章

8月3-9日

あなたの目はどこに向いていますか

司令官モロナイとアマリキヤは,それぞれの人生で異なる事柄に目を向けていました。「アマリキヤが……欺瞞と偽りによって権力を手に入れていた間,一方でモロナイは,主なる神に忠実であるように民の心を備えさせて」いました(アルマ48:7)。

モロナイとアマリキヤの違いから何が学べるでしょうか。

モロナイ:

  1. 「大さばきつかさたちと民の声とによって任命」されました(アルマ46:34)。

  2. 自分が信じていることを「大声で」知らせ,ほかの人たちにも善い行いを呼びかけました(アルマ46:19-20参照)。モロナイの胸は「神への感謝で……いっぱい」でした(アルマ48:12)。

  3. 自分の民と,権利と,国と,宗教を守ると固く誓っていた一方で,血を流すことに誇りを感じてはいませんでした(アルマ48:13,16参照)。

  4. 自由に喜びを見いだし(アルマ48:11参照),心の中で「民を守ること」に誇りを感じていました(アルマ48:16)。

アマリキヤ:

  1. レーマン人の王を退け,自らが王になろうとしました(アルマ47:8参照)。

  2. 「悪を行うのに非常に巧みな男」であったので,ひそかに「計画を心の中で練って」いました(アルマ47:4)。

    また,神をのろってもいました(アルマ49:27参照)。

  3. 戦争を起こすためにレーマン人を扇動して怒らせ,モロナイの血を飲むと誓いました(アルマ47:1;49:27参照)。

  4. ニーファイ人を奴隷の状態に置くために戦い(アルマ49:26参照),「自分の民の血など気にもかけ」ませんでした(アルマ49:10)。