2022
創造
2022年1月号


わたしに従ってきなさい

創造

創世1-2章モーセ2-3章アブラハム4-5章

地球と太陽と月

地球は,わたしたちが生活し,学び,選択の自由を用いて善い選択をする場所を持てるよう,天の御父の指示の下でイエス・キリストが創造されました(アブラハム3:24-26参照)。

預言者ジョセフ・スミスは次のように教えています。「創造……は何もないところから作り出すという意味ではありません。これは組織するという意味であって,人が資材を組織して船を建造するのと同じ意味です。」1ヘブライ語で「創造する」に当たる言葉は,形作る,こしらえる,組織する,形成することを意味します(創世1:1アブラハム3:24参照)。

ラッセル・M・ネルソン大管長は次のように説明しています。「物質的な創造は〔暦の上の日ではなく〕定められた時期に基づいて順に行われました。それが『日』『時』『時代』のいずれで呼ばれようとも,〔創造の〕各段階は二つのはっきりした出来事の間に挟まれた時期でした。つまり永遠の中の一区分でした。」2

第一日:光と闇

「神は『光あれ』と言われた。」そして「神はその光とやみとを分けられ」,昼と夜を創造された(創世1:3-5参照)。

第二日:水と天

神は水と天とを分けられた。「神はまた言われた,『水の間におおぞらが〔あれ。〕』……神はそのおおぞらを天と名づけられた。」(創世1:6-8参照)

第三日:海と陸

「神はそのかわいた地を陸と名づけ,水……を海と名づけられた。」(創世1:10)それから地は植物のために備えられた(創世1:11-12参照)。

第四日:太陽と季節

神は「昼と夜とを分け,しるしのため,季節のため,日のため,年のために〔なる〕」よう,太陽,月,星を造られた(創世1:14-16参照)。

第五日:生き物

神は「すべての……生き物」を創造された(創世1:21)。これらの生き物は増えて地と海に満ちるよう命じられた(創世1:22参照)。

第六日:アダムとエバ

神による生き物の創造は,「地の獣」,「家畜」,「這うもの」について続けられた(アブラハム4:24-25)。その後,神は「御自分の体の形に」(モーセ6:9)アダムとエバを創造し,「生めよ,ふえよ,地に満ちよ,……すべての生き物……を治めよ」と命じられた(創世1:28)。

第七日:安息の日

御自分の業を終えた後,神は七日目に休まれた。「神はその第七日を祝福して,これを聖別された。神がこの日に,そのすべての創造のわざを終って休まれたからである。」(創世2:3

神は後に,わたしたちにも「安息日を覚えて,これを聖とせよ」と命じられた(出エジプト20:8)。

わたしたちは教会に出席し,聖餐を受け,救い主を思い起こす時間を取ることで,安息日を聖なるものとすることができる。主は次のように教えておられる。「まことに,この日は,あなたがたの労苦を解かれて休み,いと高き方に礼拝をささげるように定められた日だからである。」(教義と聖約59:10

安息日における「わたしたちの思い,行動,態度は,わたしたちが差し出す神へのしるしであり,神への愛を表すもの」3である。

  1. Joseph Smith, discourse given on Apr. 7, 1844, in History, 1838–1856, volume E-1 [1 July 1843–30 April 1844], page 1973, josephsmithpapers.org.

  2. ラッセル・M・ネルソン「創造」『リアホナ』2000年7月号,103

  3. デビッド・A・ベドナー「尊く,大いなる約束」『リアホナ』2017年11月号,92。ラッセル・M・ネルソン「安息日は喜びの日」『リアホナ』2015年5月号,130も参照