「どうすれば永遠の観点を育めるだろうか」『リアホナ』2023年6月号
わたしに従ってきなさい
どうすれば永遠の観点を育めるだろうか
イエス・キリストはゲツセマネの園でわたしたち一人一人のために苦しんだとき,次のように祈られました。「父よ,みこころならば,どうぞ,この杯をわたしから取りのけてください。しかし,わたしの思いではなく,みこころが成るようにしてください。」(ルカ22:42)杯は取り除かれませんでした。主は御父の御心に従い,「杯を飲み,人の子らのために〔主〕の備えを終え」(教義と聖約19:19)られました。
イエス・キリストはどのようにして堪え忍ぶ強さを見いだされたのでしょうか。その答えの一つは,御自分の王国がこの世のものではないことを御存じだったことかもしれません(ヨハネ18:36参照)。主の苦しみによって,無限の重要性を持つことのために道が備えられました。わたしたちが神の王国に入るための道です。
永遠の観点を育む方法
キリストのように,わたしたちは永遠の観点を得ることができます。「福音の視点は,永遠の物の見方ができるようにわたしたちの視野を広げてくれます。福音の眼鏡をかけると,優先順位や問題,誘惑,さらには自分の過ちについても,より善い視点,焦点,視野で見ることができます。眼鏡なしでは見えなかった,より明るい光が見えるでしょう。」(ゲーリー・E・スティーブンソン「霊的な日食」『リアホナ』2017年11月号,45)
イエス・キリストの模範に従い,永遠の観点を育む4つの方法を紹介します。主のように,わたしたちも「わたしの思いではなく,みこころが成るようにしてください」と言う強さを持つことができます。
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心から祈る(ルカ22:41-42参照)。
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神との間に愛と一致の関係を築く(ヨハネ17:20-26参照)。
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天の助けに頼る(ルカ22:43参照)。
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今の瞬間の先を見る(ヨハネ18:36-37参照)。