「モルモン書の序文:わたしたちの宗教のかなめ石」『モルモン書 教師用手引き』(2024)
「モルモン書の序文」『モルモン書 教師用手引き』
モルモン書の冒頭部
モルモン書の序文
わたしたちの宗教のかなめ石
ジョセフ・スミスはモルモン書を「わたしたちの宗教のかなめ石」と呼びました。この書物の中に,これが真実かどうかを神に尋ねることへの勧めがあります。何百万という人がこの勧めに従い,モルモン書が真実のものであるという聖霊の証を受けました。この課は,モルモン書の真実性についての証を強めるために日々モルモン書を研究したいという望みを高められるよう,助けることを目的としています。
学習活動案
モルモン書による祝福
モルモン書の序文の第6段落にあるジョセフ・スミスの言葉を読み,それに印をつけるとよいでしょう。
-
ジョセフ・スミスの言葉で,どのようなことが印象に残りましたか。
わたしたちの宗教のかなめ石
エズラ・タフト・ベンソン大管長(1899-1994年)は,次のように教えています:
「モルモン書はイエス・キリストに対するわたしたちの証のかなめ石であり,キリスト御自身はわたしたちが行うすべてのことの隅石となる御方です。モルモン書は力強く,しかも明快にイエスが実在の御方であることを証しています。……
……モルモン書は証のかなめ石です。かなめ石が取り除かれたらアーチが崩れ落ちるように, この教会のすべての教えはモルモン書の真実性に依存しているのです。」(エズラ・タフト・ベンソン「モルモン経—私たちの宗教のかなめ石」1987年1月号,5,6参照)
イエス・キリストについての証のかなめ石
-
モルモン書がイエス・キリストについての証のかなめ石であるとは,どういう意味だと思いますか。
モルモン書を書いた人々は,定期的にイエス・キリストについて証しました。
モルモン書から任意のページを選び,そのページで救い主に言及している箇所をすべて見つけます。
-
救い主についてどのようなことを見つけましたか。
-
あなたが見つけた聖句は,救い主について理解したり感じたりするうえで,どのような助けとなりますか。
イエス・キリストについての強い証を持つことで,あなたがどのように祝福されるかを考えます。モルモン書を研究するとき,イエス・キリストを言及している箇所や,主について学べることを見つけます。そうすることで,あなたの救い主についての知識と証が育ちます。
わたしたちの証のかなめ石
-
モルモン書に対するあなたの感情について,以下の中で最もよく表しているものはどれですか:
-
モルモン書が真実であるという証を個人的に受け,それについてわたしに確信を与えてくれた人々を信じる。
-
わたしは,「モルモン書が真実であると知っている」という確信はない。
-
わたしは聖霊から,モルモン書が真実であるという証を受けた。
-
-
なぜ天の御父は,モルモン書が真実であることをあなたが知るように望まれていると思いますか。
モルモン書が真実かどうかを知るためにできることを探しながら,序文の最後から2番目の段落とモロナイ10:3-5を読みます。
-
読んだ聖句によると,モルモン書が真実であるかどうかを知るために,人は何をする必要があるでしょうか。
十二使徒定員会のウリセス・ソアレス長老は,セミナリーに通うことで自分のモルモン書への証がいかに育ったかについて,次のように述べています。ChurchofJesusChrist.orgにあるビデオ「モルモン書の出現」のタイムコード12:03-14:12を見るとよいでしょう。
モルモン書の序文の最後の段落を読み,モルモン書の証から得られるそのほかの知識を見つけます。
-
モルモン書についての証を持つことは,あなたの人生にどのような影響を与えるでしょうか。
毎日モルモン書を研究する
ラッセル・M・ネルソン大管長は,モルモン書を毎日研究する場合に,わたしたち全員に対して次のような約束をしています。次の言葉を読むか,ChurchofJesusChrist.orgでビデオ「モルモン書—この書物なしの人生とは」のタイムコード11:52-13:05を見ます。
「毎日,祈りの気持ちでモルモン書を研究するならば,皆さんは毎日,さらによい決断を下すようになるでしょう。研究したことについて深く考えるならば,天の窓が開いて,自分自身の疑問の答えを授かり,自分自身の生活の中で導きを受けるようになります。毎日モルモン書をよく学び,味わうならば,疫病のようなポルノグラフィーのわなや,感覚をまひさせるその他の依存症など,今日の悪から守られることを約束します。
自分も口にしますが,『モルモン書は真実だと知っている』という言葉を耳にする度に,こう叫びたくなります。『すばらしいですが,それだけでは不十分です。』わたしたちは心の『底から』〔アルマ13:27〕,モルモン書が疑いなく神の言葉であると感じる必要があります。一日たりともモルモン書なしでは生きたくないと思うほど,深くそう感じなければなりません。」(ラッセル・M・ネルソン「モルモン書—この書物なしの人生とは」『リアホナ』2017年11月号,62)
-
この言葉で印象に残っていることは何ですか。
-
モルモン書を毎日読むという勧めについてどう感じますか。