「モルモン書の説明:概要」『モルモン書 教師用手引き』(2024)
「モルモン書の説明:概要」『モルモン書 教師用手引き』
モルモン書の説明
概要
ジョセフ・スミスはモルモン書を「わたしたちの宗教のかなめ石」と呼びました。それは「神の賜物と力によって」(教義と聖約135:3)もたらされ,その奇跡的な起源については複数の証人が証しました。これからのレッスンは,あなたがモルモン書の目的を理解して説明し,毎日それを研究する望みを高め,その真実性についての自分自身の証をじっくりと考える助けとなるものです。
教えるための備え
以下の情報は,各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。
タイトルページ
この課の目的:この課は,生徒がモルモン書の目的を理解し,説明できるようになることを目的としています。
-
生徒の準備:末日聖徒イエス・キリスト教会において,モルモン書がなぜそれほど強調され,頻繁に使われるのかを,生徒に深く考えてきてもらいます。
-
表示するコンテンツ:生徒になじみがないと思われる道具またはその画像
-
オンラインレッスンに関する提案: モルモン書の目的を話し合ってもらうために,生徒を幾つかのブレークアウトルームに分けるとよいでしょう。生徒にとっては,二人一組か少人数のグループの方が意見を交換しやすいかもしれません。
モルモン書の序文
この課の目的:この課の目的は,モルモン書の真実性についての証を強めるために日々モルモン書を研究したいという,生徒の望みを高められるよう助けることです。
-
生徒の準備:2016年10月の総大会におけるゲーリー・E・スティーブンソン長老の話「モルモン書に目を向け,主に目を向ける」を読むか,聴いてきてもらいます。
-
ビデオ: 「モルモン書の出現」 (17:12;タイムコード12:03-14:12を見ます)
-
準備する資料:各生徒に渡すモルモン書のコピーされたページ
-
オンラインレッスンに関する提案: モルモン書のページで救い主に言及している箇所にどのように印をつけているかを発表したい生徒がいれば,発表してもらいます。デジタル版の聖典を使用すると,聖典のページを簡単に見せたり,スクリーンショットの共有ができます。チャットで,印象に残った救い主を表す名前や聖句を共有することもできます。
ジョセフ・スミスのモルモン書についての証
この課の目的:この課では,モルモン書が「神の賜物と力」(教義と聖約135:3)によってもたらされたことについて,生徒がよりよく理解し,説明できるよう助けます。
-
生徒の準備:生徒に,モルモン書の出現について知っていることと,疑問に思っていることを発表できるように準備してきてもらいます。
-
表示するコンテンツ:レッスン開始時用の画像(教室に並べたり,生徒に印刷コピーを配付して時系列順に並べたりすることもできます。)
-
ビデオ:「ハーモニーでの日々」(25:01;タイムコード5:44-9:24を見ます)
-
オンラインレッスンに関する提案:この課には,オンライン活動の機会が複数あります。例えば,レッスンの画像を使用してオンラインクイズを作成し,クラス中に生徒にクイズに参加してもらってもよいでしょう。匿名のオンラインアンケートを使用して,生徒にモルモン書の翻訳に関する質問を送信してもらうことも役立つでしょう。
三人の証人の証と八人の証人の証
この課の目的:この課は,生徒がモルモン書の複数の証人の重要性を理解し,自分自身の証についてじっくり考える助けとなります。
-
生徒の準備:生徒には,モルモン書が神の書物であることを自分やほかの人々が知るうえで,助けとなった経験を分かち合う備えをしてきてもらいます。
-
ビデオ:「永遠のための一日」(23:09;タイムコード15:00-18:37を見します)
-
配付資料:「三人の証人の証と八人の証人の証」
-
オンラインレッスンに関する提案:イエス・キリストとモルモン書についての証を分かち合うために,数人の生徒に家族や友人をオンラインクラスに招待してもらうとよいでしょう。レッスンの最後で生徒が自分の証を書くように促される前のタイミングで,彼らに証を分かち合ってもらうこともできます。
霊的な知識を得る,第2部
この課の目的:この課の目的は,生徒が永遠の視点から概念と疑問について調べ,より救い主と同じようにそれらを見ることができるよう助けることです。
-
生徒の準備:生徒には,個人的な祈りの中で,救いの計画について知っていることを天の御父に感謝を述べるよう招きます。また,その知識をどのように善いことに活用できるかを天父に尋ねるよう伝えてもよいでしょう。
-
ビデオ:「永遠の視点から概念や疑問について調べる」(2:56)
-
オンラインレッスンに関する提案:生徒がビデオ「永遠の視点から概念や疑問について調べる」を見る際,途中で止め,アドリーの疑問を別の視点から見直す練習をしてもらってもよいでしょう。例えば,タイムコード1:12で「アドリーがこの質問を尋ねる別の理由があるとしたら,それはどのような推測や信念によるものでしょうか」のように尋ねてみるとよいでしょう。また1:57で,「アドリーの質問の裏にある推測や信念に対処するために,あなたはどのような真理を知っていますか」と尋ねるとよいでしょう。