2ニーファイ6－10章

概要

ニーファイの弟ヤコブが伝えた，わたしたちの時代とイスラエルの集合についての預言は，主の終わりの時の業におけるわたしたちの役割を理解するのに役立ちます。ヤコブはアダムとエバの堕落により，全人類が直面する状況についてニーファイ人に教えました。ヤコブは，イエス・キリストが堕落の影響からわたしたちを救い出すと宣言し，わたしたちをキリストから遠ざける行動や態度について警告しました。さらに，自分の民をキリストのみもとに招き，福音の祝福にあずからせました。

教えるための準備

以下の情報は，各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

2ニーファイ6章；10章

この課の目的：この課は，末日におけるイスラエルの集合に，主とともに参加したいという生徒の望みを高めるのを目的としています。

生徒の準備：生徒には，イスラエルの集合に携わった経験を分かち合えるよう準備をしてもらいます。
ビデオ：「シオンのつわもの」（1：01：34；タイムコード39：36－40：05とタイムコード40：29－43：38を見ます），「家族は家族を集める」（3：22）
画像：掲げられた旗（エンサインまたは通常のもの）
オンラインレッスンに関する提案：「主のイスラエルの集合を手伝う計画を立てる」という活動では，情報源をチャット機能にコピーアンドペーストして，生徒がすぐアクセスできるようにするとよいでしょう。また，生徒が情報源を参照する際には制限時間を設けて，残り1分になったらリマインダーを送るとよいでしょう。これは，生徒が研究を終え，計画を作りクラスで発表する時間も確保するためです。

2ニーファイ9：1－26

この課の目的：この課では，わたしたちが罪と死を克服するよう助けてくださるイエス・キリストへの生徒の感謝の気持ちが，より強くになるようにします。

生徒の準備：生徒には2ニーファイ9：1－26を研究してもらいます。もしもイエス・キリストの贖罪がなければわたしたちがどうなったか，そしてイエス・キリストと主の贖罪のおかげでわたしたちはどうなるか，それぞれ違う印をつけてもらいます。
ビデオ：「なぜ救い主が必要なのでしょう」（2：15）
表示するコンテンツ：救い主の存在の有無で人生がどうなるかを示す表
オンラインレッスンに関する提案：ビデオ会議アプリでホワイトボード機能を使用するとよいでしょう。一緒に研究して学びながら，クラス全員がチャートの各面に記入できるようにします。

2ニーファイ9：27－49

この課の目的：この課は，不幸や，イエス・キリストから遠ざけることにつながる行動を生徒が避けるために役立ちます。

生徒の準備：生徒には，現時点から次のクラスまで，自分の行動のうち，どれが神に近づいていると感じさせ，どれが神から遠ざかると感じさせるかに注目してもらいます。
用意する物：生徒たちがレッスンの冒頭に「近い・遠い」ゲームをするためのキャンディーなど
ビデオ：「主の恵み：変化はキリストを通して可能である」（3：29）
オンラインレッスンに関する提案：生徒の準備の代案として，生徒に，自分が知っている霊的に成長した人々の例を分かち合う準備をしてもらうのもよいでしょう。可能なら，生徒が発言するときには，選んだ人の写真をカメラに映してもらいます。

2ニーファイ9：50－52

この課の目的：この課は，イエス・キリストだけが授けられることができる祝福と充足感を，生徒がより求めたいと思うようになるうえで役立ちます。

生徒の準備：生徒には，これまで自分が行った選択，行った場所，学んだ中で人生に永続的な満足感をもたらしたことについて考えてもらいます。
用意する物：しょうゆ，マスタード，キャラメルソース，チョコレートソースなど，のどの渇きを癒せないものを入れたコップ。（塩やミントの小粒などの空腹を満たさない食べ物と，果物などのしっかりとした食べ物でもよいでしょう。）
オンラインレッスンに関する提案：ブレイクアウトルームを使用して，生徒が2ニーファイ9：50－52で見つけた相互参照聖句を自分のグループで一つ以上分かち合ってもらいます。グループで相互参照聖句を探してもかまいません。

マスター教義の復習3

この課の目的：この課の目的は，モルモン書のマスター教義聖句の幾つかにある教義について生徒が理解を深めること，また実際に説明できるよう練習することです。

生徒の準備：生徒が自分にとって有意義だと思うモルモン書のマスター教義聖句を一つ選び，それが有意義である理由をクラスで分かち合う準備をしてもらいます。
用意する物：活動A，B，C，Dで生徒に必要となる物すべて
オンラインレッスンに関する提案：活動A，B，C，Dのために使用でき，生徒の家にある物が思い浮かべられるように助けます。生徒には，クラスに向けてそのアイテムを分かち合ってもらいます。