モーサヤ4－6章

概要

ベニヤミン王は，わたしたちの不完全な性質を「生まれながらの人」（モーサヤ3：19）と形容しました。ベニヤミン王は，わたしたちはイエス・キリストの贖罪を通してこれを克服することができると教えています。ベニヤミン王の教えに心を動かされたニーファイ人は，悔い改めて罪の赦しを受け，「喜びに満たされ」て「良心の安らぎ」を感じました（モーサヤ4：3）。その後，ベニヤミン王はその気持ちをどのように保つかを教え，神を信じることの大切さを強調しました。

教えるための準備

以下の情報は，各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

モーサヤ3：19

この課の目的：この課は，生徒が生まれながらの堕落した状態を克服するために，救い主の助けを求めるのに役立ちます。

生徒の準備：生徒にはモーサヤ3：19を読み，その意味を深く考えてもらいます。また，この聖句の一部についての理解を深めるために，聖句や教会指導者の言葉を見つけてもらうとよいでしょう。
画像：オオカミ
表示するコンテンツ：相互参照のリスト
オンラインレッスンに関する提案：生徒をブレイクアウトルームで少人数のグループにして，モーサヤ3：19の理解を高めるのに役立つ聖句を一つ以上見つける活動をしてもらうとよいでしょう。次に，各グループのメンバー一人が，グループで見つけた聖句を発表します。クラスメートが書き留められるように，生徒が見つけた聖句はチャット機能を使って発表してもらうとよいでしょう。

マスター教義：モーサヤ3：19

この課の目的：この課では，生徒がモーサヤ3：19のマスター教義の場所と重要語句を暗記できるようにします。また，この聖句が教える教義を生徒が説明し，霊的な知識を得るための原則を実際の状況に応用するのにも役立ちます。

生徒の準備：生徒には，モーサヤ3：19の暗記を始めてもらいます。クラスでも重要語句を暗記する時間があること，ただし節全体を暗記する練習も有益であることを，生徒に説明してください。
オンラインレッスンに関する提案：チャット機能を使って，生まれながらの人の様々な行動を，生徒に送信してもらうとよいでしょう。次に，「実践練習」シナリオで使用する行動を，生徒に決めてもらいます。

モーサヤ4章

この課の目的：この課は，生徒が自分の罪の赦しを受け，それを保つために何をすることができるかを理解する助けとなります。

生徒の準備：生徒には，モーサヤ4章を読み，人々がイエス・キリストによってどのように影響を受けたか，またベニヤミン王は自分の民に罪の赦しを受けた後に何をするよう勧めたかを見つけてもらいます。
画像：袋を運ぶ人
オンラインレッスンに関する提案：レッスンの始めるに当たり，ホワイトボード機能を使って，袋を運ぶ人の画像を表示するとよいでしょう。生徒には，人々が運ぶもののうち，取っておきたいものと，取っておきたくないものを，袋の近くに幾つか書いてもらいます。

モーサヤ4：9－10

この課の目的：この課は，生徒が神への信仰と愛を強めるうえで役立ちます。

生徒の準備：生徒には，自分が神について信じている3－5個のことをリストにして，クラスに来てもらいます。
ビデオ：「わたしに従ってきなさい」（17：37；タイムコード14：17－14：56までを視聴）
資料：『リアホナ』総大会号の最新版；生徒が神について信じていることを書いて見せられるような紙片
オンラインレッスンに関する提案：クラスの規模によっては，ホワイトボード機能を使って，モーサヤ4：9－10で丸をつける活動をクラスとして行うとよいでしょう。または，生徒に同様の機能を使ってもらい，二人一組または少人数のグループになり，ブレイクアウトルームでこの活動を行うのもよいでしょう。この課の後半で参照するために，生徒に自分のグループの作業のスクリーンショットを撮ってもらうとよいでしょう。

マスター教義：モーサヤ4：9

この課の目的：この課では生徒に，モーサヤ4：9のマスター教義聖句の場所と重要語句を暗記して，教義を説明したり，霊的な知識を得るための原則を実生活の状況に応用することができるようになってもらいます。

生徒の準備：生徒には，家族や友達になぜ神を信じることを選んだかを尋ねてもらいます。
オンラインレッスンに関する提案：レッスンの冒頭にあるモーサヤ4：9のベニヤミン王の教えの復習として，ベニヤミン王がモーサヤ4：9－10で自分の民に神について信じるように教えたことを，生徒が覚えているだけできるだけ多くチャットに書き込んでもらうとよいでしょう。