セミナリー
モーサヤ7-10章:概要


「モーサヤ7-10章:概要」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)

「モーサヤ7-10章」『モルモン書 教師用手引き』

モーサヤ7-10章

概要

モーサヤ5章には,ベニヤミン王が自分の民を集めて一つの名を与えた(モーサヤ1:11参照)ときの,民へ向けた説教の結びの言葉が書かれています。モーサヤ7-8章では,アンモンはリムハイ王を預言者へと導いたほか,預言者,聖見者,啓示者の役割に関する重要な真理を説明しました。モーサヤ9-10章では,ゼニフはニーファイの地に戻り,都市を再建することを強く望むあまり,その決定から生じる可能性のある悪い結果の幾つかを考えようとしませんでした。その結果を経験したゼニフとその民は,信仰をもって主に立ち返りました。

教えるための準備

以下の情報は,各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

モーサヤ5:1-5

この課の目的:この課は,主の助けを得て変わりたい,変わり続けたいという生徒の意欲を,高めるのに役立ちます。

  • 生徒の準備:生徒に,なぜ自分が天の御父とイエス・キリストにさらに近づくことを願うようになったのかを,考えてもらいます。

  • ビデオ:ベニヤミン王の民,聖約を交わす」(3:40;タイムコード0:00-1:37を視聴),「変化:いつでも変われます!」(40:43;タイムコード37:24-40:06を視聴),「心の変化」(4:39)

  • 表示するコンテンツ:変化についての表(ホワイトボードに表示またはコピーします)

  • オンラインレッスンに関する提案:ホワイトボードツールを使用して,文章の前半として「主の御霊によってわたしたちの心の中に大きな変化が生じることで,わたしたちは……」と入力するとよいでしょう。続いて,複数の生徒に,モーサヤ5:1-5の研究に基づいてこの文章を完成させてもらいます。

モーサヤ5:6-15

この課の目的:この課は,生徒がイエス・キリストの御名を受けることの意義を理解するのに役立ちます。

  • 生徒の準備:生徒に,「自分自身がイエス・キリストの御名を受けるとはどういう意味か」を深く考えてもらいます。

  • オンラインレッスンに関する提案:生徒に,自分の端末の文書で,この表を完成させてもらうとよいでしょう。完成した表は画面で共有してもらいます。この活動を行う場合は,画面と表を共有してもらうことを,事前に生徒に知らせてください。

モーサヤ7-8章

この課の目的:この課では,天の御父の計画における,預言者の聖見者としての役割を,生徒が理解するのに役立ちます。

  • 生徒の準備:自分が預言者を信じる理由を聞かれたときにどのように答えるかを,生徒に考えてもらいます。

  • 表示するコンテンツ:モーサヤ書にある旅の概要図(ホワイトボードに表示またはコピーします。次の課でも参照できるよう残しておくとよいでしょう)

  • オンラインレッスンに関する提案:聖見者の価値に関する活動の一つを行う際は,その選択肢を画面に表示するか,チャットに投稿するとよいでしょう。生徒が自分の発見を分かち合う準備ができたら,完了した活動の番号をチャットに入力してもらいます。次に,異なる活動を行った数名の生徒に,発見を分かち合ってもらいましょう。

モーサヤ9-10章

この課の目的:この課は,祈りと信仰をもって前に進むとき,主からどのように力を授かるのかを,生徒が認識するうえで役立ちます。

  • 生徒の準備:生徒には望みが強すぎるという言葉の定義を見つけてもらいます。10代の若者が時に過度の望みを持つ対象と,その結果生じる課題について,分かち合う準備をしておいてもらいましょう。

  • 表示するコンテンツ:日食の画像;日食に関する質問(ホワイトボードに表示するか書く);モーサヤ書にある旅の概要図;「主に立ち返る」という見出しの下の節と質問

  • ビデオ:祈り」(4:12)

  • オンラインレッスンに関する提案:レッスンの最後のシナリオの部分まで来たら,生徒にチャット機能を使って質問に答えてもらいましょう。その後,答えを幾つか選んで,クラスで分かち合ってください。

マスター教義の復習7

この課の目的:この課は,マスター教義聖句が教える教義を,どのように実際の状況に応用するかを学ぶのに役立ちます。

  • 生徒の準備:生徒に,すでに学んだ幾つかのマスター教義聖句をおさらいし,それらが現代の10代の若者の生活にどのように応用できるかを,深く考えてもらいます。

  • ビデオ:主は,生まれながらの人を捨てるよう教えておられる」(10:51;タイムコード0:00-5:15を視聴)

  • 表示するコンテンツ:マスター教義聖句とその重要語句の手紙の書き方

  • オンラインレッスンに関する提案:レッスンの終盤に,生徒が手紙を書き終えたら,書いたものを分かち合えるように生徒をブレイクアウトルームへグループ分けするとよいでしょう。また,作ったシナリオも分かち合ってもらいましょう。生徒がクラスに戻ったら,各グループから一人の生徒に,ほかの生徒の手紙で印象に残ったことを分かち合ってもらいます。