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‏‏3ニーファイ1-7章:概要


「3ニーファイ1-7章:概要」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)

「3ニーファイ1-7章」『モルモン書 教師用手引き』

3ニーファイ1-7章

概要

ニーファイ人の信者たちは,レーマン人サムエルが預言したしるし(ヒラマン14章参照)が現れるのを待ち望んでいましたが,信じない人々は,もししるしが現れなければ彼らを殺すと脅しました。預言者ニーファイは神に嘆願し,その夜,預言は成就しました。後に,ガデアントンの強盗団がニーファイ人を滅ぼそうとしました。しかし,ニーファイ人は「用意ができており,主の力を持って」( 3ニーファイ4:10)いました。ニーファイ人は家に戻り,生活を立て直し始めました。高慢と分裂を通じて,サタンは人々が神に逆らうよう仕向けました。結果は非常に深刻で,政府は崩壊し,人々は複数の部族に分裂しました。

教えるための準備

以下の情報は,各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

3ニーファイ1章

この課の目的:この課を学ぶと,生徒は,主が預言者たちを通して語られるすべての言葉は成就するという確信を深めることができます。

  • 生徒の準備:生徒は,イエス・キリストを信じる信仰を持つことが,不確かな時代や困難な時代に生きる人々をどのように強めるのか,もしくはなぜ強めることができるのか,その例を分かち合う準備をするとよいでしょう。

  • オンラインレッスンに関する提案:人々が不安や恐れを感じることのある状況を一覧にして表示するとよいでしょう。そうすることで,そのような状況に対応する中で,どうすればイエス・キリストを信じる信仰を持つことができるか,生徒が深く考える助けとなります。

3ニーファイ2-5章

この課の目的:この課を学ぶことで,生徒は霊的にも物質的にも準備を進め,主の力を受けることができます。

  • 生徒の準備:生徒には,物質的または霊的な準備をすることで得られる祝福について,家族や教会指導者と話し合ってもらいます。

  • ビデオ:物質的な備えに関するリソース」(3:09)

  • オンラインレッスンに関する提案:生徒に,ニーファイ人の準備と,現代での類似事項を列挙してもらうときは,ホワイトボード機能を使って,生徒が答えを分かち合えるようにするとよいでしょう。

3ニーファイ6-7章

この課の目的:この課を学ぶと,生徒は高慢の影響と,救い主に従うことによって高慢を克服する方法をより深く理解できます。

  • 生徒の準備:生徒には,聖文を研究する中で霊的な促しに気づけるよう,天の御父に助けを求め,祈ってもらいます。

  • 物を使ったレッスン:トウモロコシの粒,ポップコーン,水を入れたボウル

  • オンラインレッスンに関する提案:ジムに関するシナリオでは,生徒に2,3人のブレイクアウトルームへと移動してもらい,質問について話し合ってもらうとよいでしょう。話し合う時間など,事前に明確な指示を与えるようにしてください。

学習評価7

この課の目的:この課を学ぶと,生徒はアルマ53章3ニーファイ7章での経験がどのように霊的な成長に役立ったかを思い出し,評価することができます。

  • 生徒の準備:生徒には,ここ数週間で学んだことを復習してもらい,次の文章を完成させ,分かち合う準備をしてから,クラスに来てもらいます。「アルマ53章3ニーファイ7章から学んだ教訓の中で,自分にとって覚えておくべき大切なものは……です。なぜなら……」

  • 画像:塔の上で祈るニーファイ;城壁に立つレーマン人サムエル

  • 表示するコンテンツ:高慢のサイクルの。山の上のレホンタイ,城壁のある都市,土台の上に建てられた家の絵

  • オンラインレッスンに関する提案:生徒をブレイクアウトルームに分け,預言者の役割を説明してもらうとよいでしょう。生徒がイエス・キリストを基とした霊的な基礎を築くために行ったことを,チャット機能で分かち合ってもらうとよいでしょう。

マスター教義の復習19

この課の目的:この課は,生徒がモルモン書後半のマスター教義聖句の真理を実践する際に役立ちます。

  • 生徒の準備:生徒には,マスター教義聖句を一つか二つ選んでもらい,聖句の場所と重要語句を暗記してもらいます。

  • 配付資料:「マスター教義を通して霊的推進力を得る」;「モルモン書マスター教義:アルマ-モロナイ」

  • ビデオ:霊的推進力(17:17;タイムコード5:11-5:55を見ます)

  • オンラインレッスンに関する提案:ホワイトボード機能を使って,「マスター教義を通して霊的推進力を得る」の配付資料のを描くとよいでしょう。霊的推進力を得るための3つの側面について,そのうち1つの支えとなるマスター教義聖句を選んでもらいましょう。選んだ聖句が自分にどのような影響を与えたかを生徒に分かち合ってもらいます。