セミナリー
モロナイ10章:概要


「モロナイ10章:概要」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)

「モロナイ10章」『モルモン書 教師用手引き』

モロナイ10章

概要

モロナイは最後の文書の中で,神はすべての真理の源であられることを強調しました。キリストを信じながら,神に誠心誠意問うならば,モルモン書が真実であることを聖霊の力によって知ることができるとモロナイは教えました。モロナイは,神が,御自分の子供たちの役に立つよう御霊を通して授けられた賜物について証しました。モルモン書の最後の節で,モロナイはすべての人に,救い主に従い,キリストによって完全になるよう促しました。

教えるための準備

以下の情報は,各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

モロナイ10:1-7

この課の目的:この課は,生徒がモルモン書が真実であることを知るのに役立ちます。

  • 生徒の準備: 生徒にモロナイ10:1-7を読んでもらい,モルモン書についての真理を知るために必要なことを理解するのに役立つ言葉や表現を見つけてもらいます。

  • ビデオ:モロナイ,キリストのもとに来るようすべての人を招く」(8:37;タイムコード4:39-5:32を見る);「生きた証」(20:29;タイムコード13:51-14:31を見る)

  • 表示するコンテンツ:モロナイの勧告の3つの言葉から構成された活動の手順

  • オンラインレッスンに関する提案:生徒を幾つかのグループに分け,この課に含まれている内容を使って,モロナイの勧告の3つの言葉を話し合ってもらうとよいでしょう。各グループごとに内容をコピーし,チャットまたは電子メールで共有し,話し合いを導くようにしてください。

マスター教義:モロナイ10:4-5

この課の目的:この課では生徒に,モロナイ10:4-5のマスター教義聖句の場所と重要語句を暗記して,教義を説明したり,霊的な知識を得るための原則を実生活の多様な場面に応用したりすることができるようになってもらいます。

  • 生徒の準備:生徒にモロナイ10:4-5の聖句の場所と重要聖句を暗記してもらいます:「キリストを信じながら,誠心誠意問うならば……そして聖霊の力によって,あなたがたはすべてのことの真理を知るであろう。」

  • オンラインレッスンに関する提案:生徒が「質疑応答」の投稿への答えを準備する時間を取った後,それを分かち合う時間を設けるとよいでしょう。これは,二人一組で,少人数のグループに分けてブレイクアウトルームで,あるいはクラス全体で行うことができます。

モロナイ10:8-25

この課の目的:この課は,生徒が御霊の賜物を求める助けとなります。

  • 生徒の準備: 生徒に,御霊の賜物について学んでもらいます。「トピックと質問」の「霊的な賜物」の項(topics.ChurchofJesusChrist.org)など,聖文研究のための補助資料を使うとよいでしょう。

  • ビデオ:御霊とともに奉仕する」(19:12;タイムコード5:33-5:48を見る)

モロナイ10:26-34

この課の目的:この課は,生徒が「キリストのもとに来て,キリストによって完全にな〔る〕」(モロナイ10:32)助けとなります。

  • 生徒の準備:生徒には,「キリストのもとに来る」という言葉はどういう意味だと思うか分かち合うする準備をしてきてもらいます。助けが必要なら,生徒に福音ライブラリーアプリでその言葉を検索してもらうとよいでしょう。

  • 用意する物:異なる目的を持つ幾つかの物(またはその画像)

  • 表示するコンテンツ:モロナイの招きと天の御父の約束を列挙した

  • ビデオ:キリストのもとに来なさい―2014年のテーマソング」(4:48)

  • オンラインレッスンに関する提案:チャット機能を利用して,モロナイの招きと約束がどのような意味を持つかを生徒に自分自身の言葉で分かち合ってもらうとよいでしょう(モロナイ10:30-34参照)。

学習を評価する10

この課の目的:この課では,今年モルモン書の研究を通して自分がどれだけ進歩し成長できたか,生徒に自己評価してもらいます。

  • 生徒の準備:生徒に,モルモン書の研究を振り返り,イエス・キリストへの愛を深めた洞察や真理を分かち合う準備をしてもらうとよいでしょう。

  • オンラインレッスンに関する提案:「天の御父とイエス・キリストについてどのようなことを理解しているか」の項では,ホワイトボードやチャット機能を使用して,モルモン書から学んだ天の御父とイエス・キリストについての真理を生徒に分かち合ってもらうとよいでしょう。