セミナリー
マスター教義:理解度調査2の復習:アルマ7:11-13-モロナイ10:4-5


「マスター教義:理解度調査2の復習:アルマ7:11-13―モロナイ10:4-5」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)

「マスター教義:理解度調査2のための復習」『モルモン書 教師用手引き』

マスター教義:理解度調査2のための復習

アルマ7:11-13モロナイ10:4-5

このマスター教義理解度調査のための復習は,アルマからモロナイまでの12のマスター教義聖句を生徒が復習するための学習体験として作られています。この学習体験を通じて,生徒はこれらの聖句に含まれる真理を理解し,実践していることを示すことができます。また,この先にある理解度調査(「マスター教義:理解度調査2」)に向けて生徒が準備するのに役立つようになっています。

この学習体験は,クラス中に一緒に取り組むようにすると,生徒にとって最も効果的でしょう。あなたが家庭学習の教師やオンライン教師の場合は,毎週のクラスのうち,いずれかのクラスで実施してください。

アルマ7:11-13からモロナイ10:4-5のマスター教義聖句をすべて教えた後,適切な時にこの復習とマスター教義の理解度調査を実施してください。この復習と理解度調査の間には,よく知らない聖句を生徒が研究するのに十分な時間を取るようにしてください。年度末前に理解度調査を行えるようにするには,一部のマスター教義の課を,レッスン計画で予定されている順番よりも早く教える必要があるかもしれません。

学習活動案

あなたの生徒の必要性を考慮に入れて,「マスター教義:理解度調査2」の準備に最も役立つ部分をこの復習から選んでください。この復習を通して,生徒には自分がよく知らない聖句に印をつけ,理解度調査に備えてそれらの聖句を研究および復習する計画を立ててもらいましょう。

復習活動1と2のクイズは,生徒がコースの前半または後半で研究した聖句の場所と重要語句を復習する助けとなるでしょう。生徒の必要に応じて,様々な活動を使って復習するとよいでしょう。その他のアイデアは,以前のマスター教義の復習レッスン,または「マスター教義」モバイルアプリで見つけることができます。

復習活動1:聖句の場所と重要語句を合わせる

生徒がコースの後半で研究した聖句の場所と重要語句を復習する助けとして,次のクイズを使うとよいでしょう。

答え:1-c,2-e,3-a,4-i,5-f,6-b,7-j,8-h,9-k,10-l,11-g,12-d

クイズの代用としては,12の聖句の場所と重要語句をそれぞれ別々の紙に印刷します。各生徒に一枚ずつ紙を渡し,該当する聖句の場所や重要語句が書かれた紙を持つ人を見つけて,その人の隣に立ってもらいます。その後,紙を再度バラバラにして活動を数回繰り返すとよいでしょう。

以下,左の欄の重要語句と合うマスター教義聖句の場所を右の欄から選んでください。

重要語句

聖句の場所

  1. 「これからはもう自分の目の欲を追うこと〔のない〕ようにしてほしい。」

  1. アルマ7:11-13

  1. 「あなたたちは……贖い主の岩の上に基を築かなければならない……。」

  1. アルマ34:9-10

  1. 「そして神の御子は,あらゆる苦痛と苦難と試練を受けられる。」

  1. アルマ39:9

  1. 「信仰が試されてからでなければ,証は得られない……。」

  1. アルマ41:10

  1. 「わたしは……初めから,すべてのことについて父の御心に従ってきた。」

  1. ヒラマン5:12

  1. 「贖罪が行われなければならず,……無限にして永遠の犠牲でなければならない。」

  1. 3ニーファイ11:10-11

  1. 「もし人がわたしのもとに来るならば,……そのとき,わたしは彼らの弱さを強さに変えよう。」

  1. 3ニーファイ12:48

  1. 「わたしのもとに来て,……バプテスマを受けなさい。そうすれば,あなたがたは聖霊を受けて聖められ……るであろう。」

  1. 3ニーファイ27:20

  1. 「慈愛はキリストの純粋な愛である。」

  1. エテル12:6

  1. 「キリストを信じながら,誠心誠意問うならば……聖霊の力によって,あなたがたはすべてのことの真理を知るであろう。」

  1. エテル12:27

  1. 「わたしや天におられるあなたがたの父が完全であるように,……完全にな〔りなさい〕。」

  1. モロナイ7:45-48

  1. 「悪事は決して幸福を生じたことがない。」

  1. モロナイ10:4-5

復習活動2:重要語句を知る

次の穴埋め問題を活用して,生徒が重要語句を復習できるようにするとよいでしょう。

答え:1. 誠心誠意,知る 2. 贖罪,無限,永遠 3. 贖い主,岩,基 4. 信仰,試されて,証 5. 御心,父,初め

聖句の重要な語句を復習するのに役立つもう一つの方法は,バラバラにした語句を元のように並べ替えてもらうことです。聖句を短い文節に分け,その文節一つずつを印刷し,それぞれの用紙に文節が一つだけになるように切ります。生徒を少人数のグループに分け,各グループに,完全な重要語句を作る紙を1セットずつ渡してください。各グループに,重要語句が正しい順番になるように,単語を並べ替えてもらいます。グループの活動が終わったら,紙を交換して活動を繰り返すとよいでしょう。

重要語句の抜けている言葉を空欄に入れてください。

  1. 「キリストを信じながら,問うならば……聖霊の力によって,あなたがたはすべてのことの真理をであろう。」(モロナイ10:4-5

  2. が行われなければならず,……にしての犠牲でなければならない。」(アルマ34:9-10

  3. 「あなたたちはの上にを築かなければならない……。」(ヒラマン5:12

  4. からでなければ,は得られない。」(エテル12:6

  5. 「わたしは……から,すべてのことについてに従ってきた。」(3ニーファイ11:10-11

復習活動3:教義を応用する

マスター教義聖句で教えられている教義を,生徒が実生活の状況に応用する練習をするのを助けてください。これを行うために,次のようなシナリオを表示します。その後,各シナリオの人物に役立つであろうマスター教義聖句はどれかを,生徒に選んでもらいます。その後,その選んだ聖句で教えられている教義がどのように助けとなるかを,生徒に説明してもらいます。

この活動はグループ,個人,またはクラス全体で,もしくはこの3つを組み合わせて行うことができます。

  1. 教会について学んでいる若い女性が,イエス・キリストに従うために何をすべきかを知りたがっています。

  2. 10代の若者のグループは最近,学校で多くの同級生に失礼な態度を取るようになりました。

  3. あなたの友人は,イエス・キリストの重要性を知らず,主がわたしたちのために何をしてくださったのかをあなたに尋ねます。

  4. ある青年は,サタンの誘惑から守られるために,どのように神の助けと力を受けることができるかを知りたいと思っています。

復習活動4:霊的な知識を得るための原則を使用する

霊的な知識を得るための原則を生徒が復習するのを助け,それを実生活の状況で活用する機会を設けてください。次に挙げるのは,これを行う方法の一例です。

以下のシナリオを想像してください:

ある若い女性は,神の戒めが厳しすぎると感じることがあり,自分が最善だと思う方法で生活を送ることができれば,もっと幸せになれるのではないかと考えています。

この10代の若者が天の御父とイエス・キリストを求め,悩みに対して助けが得られるよう手伝う際に,霊的な知識を得るための次の原則をどう使えるかを深く考えてください。

  • 信仰をもって行動する。

  • 永遠の視点から概念や疑問について調べる。

  • 神が定められた情報源を通してさらに理解を深める。

  • この状況を助けるために,霊的な知識を得るための3つの原則を,それぞれどのように活用すればよいでしょうか。

  • コースの後半のマスター教義聖句のうち,どれが役立つでしょうか。それはどのように役立ちますか。

  • 霊的な知識を得るための原則を使って,自分自身の悩みを解決した経験にはどのようなものがありますか。

復習活動5:生活の中で特別な意味を持つ聖句

生徒に,どのマスター教義聖句が自分に最も影響を与えたかを考えてもらいます。例えば,天の御父とイエス・キリストの愛を感じる助けとなるもの,またはイエス・キリストとその贖罪をよりよく理解する助けとなるもの,などを選ぶとよいでしょう。

  • あなたにとって深い意味を持つ,あるいは役に立ったマスター教義聖句はどれですか。それはどうして深い意味を意味持っているのですか。または,なぜ役に立ったのですか。

理解度調査の一環として,これらの洞察と経験を分かち合う機会があります。

配付資料のアイコン理解度調査に向けて生徒が準備できるよう,次の配付資料を生徒に配るとよいでしょう(「マスター教義:理解度調査2」)。

マスター教義:理解度調査2—学習ガイド

『モルモン書 教師用手引き』(2024年)―「マスター教義:理解度調査2の復習:アルマ7:11-13-モロナイ10:4-5」

聖句の場所と重要語句を暗記する

マスター教義聖句と重要語句に関する知識を深めましょう。復習する助けとして,「マスター教義」モバイルアプリをダウンロードして活用してもよいでしょう。

モルモン書マスター教義:アルマーモロナイ

聖句の場所

重要語句

聖句の場所

アルマ7:11-13

重要語句

「そして神の御子は,あらゆる苦痛と苦難と試練を受けられる。」

聖句の場所

アルマ34:9-10

重要語句

「贖罪が行われなければならず,……無限にして永遠の犠牲でなければならない。」

聖句の場所

アルマ39:9

重要語句

「これからはもう自分の目の欲を追うこと〔のない〕ようにしてほしい。」

聖句の場所

アルマ41:10

重要語句

「悪事は決して幸福を生じたことがない。」

聖句の場所

ヒラマン5:12

重要語句

「あなたたちは……贖い主の岩の上に基を築かなければならない……。」

聖句の場所

3ニーファイ11:10-11

重要語句

「わたしは……初めから,すべてのことについて父の御心に従ってきた。」

聖句の場所

3ニーファイ12:48

重要語句

「わたしや天におられるあなたがたの父が完全であるように,……完全にな〔りなさい〕。」

聖句の場所

3ニーファイ27:20

重要語句

「わたしのもとに来て,……バプテスマを受けなさい。そうすれば,あなたがたは聖霊を受けて聖められ……るであろう。」

聖句の場所

エテル12:6

重要語句

「信仰が試されてからでなければ,証は得られない……。」

聖句の場所

エテル12:27

重要語句

「もし人がわたしのもとに来るならば,……そのとき,わたしは彼らの弱さを強さに変えよう。」

聖句の場所

モロナイ7:45-48

重要語句

「慈愛はキリストの純粋な愛である。」

聖句の場所

モロナイ10:4-5

重要語句

「キリストを信じながら,誠心誠意問うならば……聖霊の力によって,あなたがたはすべてのことの真理を知るであろう。」

実生活の状況に教義を応用する

少なくとも一つのマスター教義聖句を使用してください。

  • 永遠の命を受けるにふさわしい者になるために,神がわたしたちに行うよう求めておられることを説明してください。

  • 自分の証を強める方法を知りたい人を助けてください。

  • 救い主であり,贖い主であられるイエス・キリストの使命の重要性を説明してください。

  • わたしたちの問題や誘惑に対して,救い主がどのように手助けをしてくださるか説明してください。

あなたに最も影響を与えたマスター教義聖句と,その理由を分かち合う準備をしてください。

霊的な知識を得るための原則

『マスター教義に関する基本文書』(2023年)の「霊的な知識を得る」の項の第5-12段落を復習してください。だれかが直面している問題や心配事を克服するために,霊的な知識を得るための原則をどう使うことができるか,深く考えてみてください。