「5月4-10日 モーサヤ11-17章:『決して暗くなることのない……光』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:モルモン書 2020年』
「5月4-10日 モーサヤ11-17章」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2020年』
5月4-10日
モーサヤ11-17章
「決して暗くなることのない……光」
あなたが教えている子供たちを助けるためにモーサヤ11-17章に出てくるアビナダイの物語と教えをどう用いればよいかが分かるよう,深く考えて祈ってください。受けた印象を書き留めてください。
印象を書き留める
分かち合うよう招く
アビナダイとノア王の話について知っていることを子供たちに言ってもらいます。『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要に載っている絵を使っても良いでしょう。
教義を教える:年少の子供たち
わたしはたとえ一人であっても真理を擁護することができる
アビナダイもアルマも,雄々しく真理を擁護しました。この物語をどう用いれば,真理を擁護する立場になったときにそれができる勇気を子供たちは持てるようになるでしょうか。
活動案
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モーサヤ11-13章と17章で語られているアビナダイとノア王,アルマの話を要約します。「だい14しょう:アビナダイとノア王」(『モルモン書ものがたり』38-42,または,ChurchofJesusChrist.orgの該当するビデオ)を使ってもよいでしょう。演じる人物を交代しながら,この話を子供たちに演じてもらいます。
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子供たちと一緒にその場で足踏みをしながら,「勇者になろう」(『子供の歌集』85)のような勇気を奮い立たせる歌を歌います。その歌の歌詞を一緒に読んで,勇敢な人や勇気のある人がどんなことをするかが分かるよう助けます。モーサヤ11-13章と17章 から何節か選んで子供たちに読んで聞かせ,アビナダイとアルマがいかに勇敢だったかを教えます(例えばモーサヤ13:1-4, 9参照)。
わたしは十戒を守らなければならない
ノア王の祭司は戒めを知っていましたがそれを守りませんでした。アビナダイの言葉を引用して,戒めを守ることの大切さを子供たちに理解してもらうことができます。
活動案
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子供たちに10まで数えてもらいます。または,それぞれ1から10までの数字を書いた10枚の紙を子供たちに渡して,それを番号順に並べてもらいます。天の御父は十戒を与えて,わたしたちが御父のみもとに戻れるようにしてくたさいました。モーサヤ12:33-36と13:11-24に出てくる十戒の幾つかを子供たちと一緒に暗唱できるようにします。
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十戒を持ったモーセの絵を見せて(『福音の視覚資料集』14番など),モーセが神からその戒めを授けられた経緯を簡単に説明します(出エジプト19-20章参照)。次にアビナダイの絵を見せて(『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要参照),アビナダイがノア王とその祭司たちに十戒を思い起こさせたことを子供たちに話します。あなたが教えている子供たちにとって特に大切だと思う戒めをモーサヤ12:33-36と13:11-24から幾つか選び,その戒めに従うことによってもたらされる祝福について子供たちと話し合います。
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「いましめを守る人を」(『子供の歌集』 68-69)など,戒めに関する歌を一緒に歌います。なぜわたしたちは戒めを守るのでしょうか。
預言者たちは雄々しくイエス・キリストを証する
アビナダイは,危険だったにもかかわらず,ノア王やほかの人たちにイエス・キリストについて教えました。アビナダイの話のどんな点が,預言者に対する子供たちの証を強くするのに役立つでしょうか。
活動案
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アビナダイがモーサヤ14:5と15:7-9でイエス・キリストについて教えている事柄の幾つかを子供たちに話してください。アビナダイはノア王とそれに従う者たちがイエスに従って幸せになることを望んでいました。それを子供たちが理解できるよう助けます。現代では,生ける預言者が救い主について教えてくれます。総大会からの抜粋を読むか,または,生ける預言者の一人が証を伝えているビデオクリップを一緒に視聴します(例えば『キリストの特別な証人』をChurchofJesusChrist.orgで見る)。
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鎖と牢屋,火の絵を描きます。アビナダイがイエス・キリストの証をするために進んで縛られ,投獄され,火あぶりの刑まで受けたことを子供たちに教えます。そのような危険な目に遭うことは恐らくないにしても,どうすればわたしたちはアビナダイのような勇気ある言葉と決断をもって証を伝えることができるでしょうか。
教義を教える:年長の子供たち
わたしはたとえ一人であっても正義を擁護することができる
あなたの教えている生徒たちがたとえ一人であろうと雄々しく正義を擁護できるようになるために,あなたにはどんなことができるでしょうか。
活動案
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モーサヤ11-13章と17章で語られているアビナダイとノア王,アルマの話のいろいろな場面の絵を子供たちに描いてもらいます。描いた絵を使って子供たちがその物語を話せるよう助けます。または,「だい14しょう:アビナダイとノア王」(『モルモン書ものがたり』38-42,または,ChurchofJesusChrist.orgの該当するビデオ)を使ってもよいでしょう。アビダナイとアルマは,それぞれどんな方法で正義を擁護しましたか。ノア王が真理を擁護しなかったのはなぜでしょうか(モーサヤ17:11-12参照)。正しいことを自分が擁護したときのことを子供たちが考えられるよう助けます。
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子供たちを助けて,正義を擁護する場面の出てくる筋書きを考えてもらい,その場面の幾つかをロールプレーで表現してもらいます。例えば,不適切な映画を見ることを強要されたり,友達が遊びの輪にだれかを入れてあげようとしなかったりしたときに,子供たちにはどんなことができるでしょうか。
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ビデオ『一人でも気高く立ち』(ChurchofJesusChrist.org)を見せます。トーマス・S・モンソン大管長は,どんなところがアビナダイと似ていますか。
わたしは十戒を守らなければならない
アビナダイは,ノア王とその邪悪な祭司たちに十戒を守るよう教えました。あなたが教えている子供たちは,神の戒めを愛してそれに従わなければならない理由を理解しているでしょうか。
活動案
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モーサヤ12:35と13:11-24に書かれている戒めの中から一つを読むようすべての子供に割り当てます。それぞれの戒めを覚えられるよう助け合う方法を子供たちに考えてもらいます(韻を踏んでいる言葉に注目する,動作や略語を考えるなど)。“The Commandments”(戒め〔Children’s Songbook 112〕)子供たちにハート型の紙を渡し,十戒を一つまたはそれ以上,そこに書いてもらいます(モーサヤ13:11参照)。守るのに努力が必要な戒めを書くとよいでしょう。
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「いましめを守る人を」(『子供の歌集』68-69)など,戒めに関する歌を一緒に歌います。戒めを守るとどんな祝福がありますか。
罪を犯すと道に迷うが,イエス・キリストのおかげで正しい道に戻ることができる
イエス・キリストについて教えるためにアビナダイは預言者イザヤの言葉を引用しました。イザヤはわたしたちを迷い出た羊にたとえています。救い主について子供たちに教えるために,どのようにこのたとえを使うことができるでしょうか。
活動案
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何かを失くしたり自分が道に迷ったりしたときのことを子供たちに話してもらいます。子供たちはどのように感じたでしょうか。何をしましたか。モーサヤ14:6と16:4-9を一緒に読みます。わたしたちは時々どのようにして神から「迷い」出るのでしょうか。イエス・キリストはわたしたちがみもとに戻れるよう,どう助けてくださいますか。
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子供たちに,羊の群れを想像してもらいます。そのうちの一匹が迷い出るのはどんな理由からでしょうか。ホワイトボードに答えを書き出します。わたしたちと迷い出た羊は,どんな点が似ているでしょうか。悔い改めと救い主の贖罪のおかげでわたしたちが「見つかった」とき,天の御父の喜びはいかに大きいでしょうか。(教義と聖約18:10-13参照)。救い主と悔い改めに関するあなたの証を述べてください。
家庭で学ぶよう励ます
真理を擁護したときのことを家族に頼んで話してもらうよう子供たちに勧めてください。または,真理を擁護したときのことを子供たち自身に話してもらってもよいでしょう。