「7月10-16日 使徒6-9章:『わたしは何をしたらよいのでしょうか』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:新約聖書 2023年』
「7月10-16日 使徒6-9章」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2023年』
7月10-16日
使徒6-9章
「わたしは何をしたらよいのでしょうか」
はじめに,使徒6-9章を読みましょう。『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要は,これらの章を研究するうえで助けとなります。この概要の,年少の子供向けの活動は,年長の子供たち向けにアレンジすることができ,その逆も可能です。
分かち合うよう招く
ホワイトボードに,使徒6-9章に出てくる人物の名前を書いてください。例えばサウロ,ステパノ,タビタなどです。これらの人物について知っていることを子供たちに話してもらいます。
教義を教える:年少の子供たち
正しいことを擁護することにより,イエス・キリストに従うことができる。
子供たちは,イエス・キリストの弟子となることについて,ステパノから何を学べるでしょうか。
活動案
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必要に応じて助けながら,「正しくあれ」(『子供の歌集』81)など,正義を選ぶことに関する歌に合わせた動作を,子供たちに考えてもらいます。使徒7:51-60を使って,ユダヤ人の指導者たちを激怒させてまで,ステパノがイエス・キリストについて教えたことを子供たちに話します(「だい57しょう:わるい人びと,ステパノをころす」『新約聖書ものがたり』150-151,またはChurchofJesusChrist.orgの該当するビデオも参照)。ステパノはどのようにして正しいことを擁護しましたか。
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善悪の選択をしなければならない子供たちの事例を書いた紙を,何枚か子供たちに渡します。正しいことを擁護するために自分ならどうするか,子供たちに尋ねます。
聖霊は,人々に福音を分かち合うよう促してくださる。
ピリポは御霊の促しに従って,聖文の理解に苦しむエチオピヤ人の男を助けました。この物語は,あなたの教える子供たちにとってどのような教訓になるでしょうか。
活動案
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2脚の椅子を合わせて馬車に見立てます。二人の子供に馬車に乗ってもらい,一人にピリポ,もう一人にエチオピヤ人の男の役になってもらいます。それから,ピリポがエチオピヤ出身の男に福音を教えた物語を話しましょう。
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あなたがだれかと福音を分かち合うようにと聖霊から言われていると感じたときのことを分かち合います。聖霊はイエスのことをほかの人に伝えるときに助けてくださることを,証してください。
天の御父は,悔い改めて変わるようわたしを招いておられる。
主の教会を迫害するのをやめるようイエスから告げられたサウロは,すぐに悔い改めて変わりました。あなたの教える子供たちに,過ちを犯したときにすぐに変わろうと思うようになってもらうには,この物語をどのように活用したらよいでしょうか。
活動案
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使徒9:1-20にあるサウロの改心の物語をかいつまんで話します(「だい59しょう:サウロ,イエスについて知る」『新約聖書ものがたり』154-155,またはChurchofJesusChrist.orgの該当するビデオも参照)。
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カエルに変わるオタマジャクシ,チョウに変わるイモムシなど,変化する物について,子供たちと話します。可能であれば,写真を見せましょう。サウロはイエス・キリストの訪れを受けてどのように変わりましたか。
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二手に分かれた道をホワイトボードに描きます。子供たちに,訪れてみたい場所を挙げてどちらかの道の上に書いてもらいます。違う道に入ってしまったらどうなりますか。悔い改めと,正しい道に戻って来ることとを比較してください。
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サウロが主に言った言葉「わたしが何をすることをお望みですか」を子供たちに繰り返し言ってもらいます(欽定訳〔英文〕使徒9:6から和訳)。主は,わたしたちが何をするように望んでおられるでしょうか。
教義を教える:年長の子供たち
わたしはイエス・キリストの証人になる。
あなたの教える子供たちが,イエス・キリストの証人となることについてステパノの模範から学べるよう,どのように助けられるでしょうか。
活動案
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使徒6:5-15と7:51-60を子供たちと一緒に読みます。何がステパノをそれほどまでに力強いイエス・キリストの証人にしたのでしょうか。一人または複数の子供に,ステパノになったつもりで,自分がイエス・キリストを信じている理由を話してもらいましょう。
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子供たちに,使徒6:3-10を読んで,ステパノのどのような特質がステパノの成長に役立ったか,考えてもらいます。
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子供たちに手伝ってもらいながら,イエス・キリストとその福音の証人になることができる状況にはどんなものがあるか考えます。考えた状況から幾つか選び,ロールプレーをしてもらいましょう。モーサヤ18:9を子供たちに読んでもらいます。イエス・キリストの証人になることは,バプテスマで交わす約束に含まれていることを指摘します。
神権は神からの貴い賜物である。
サタンは,物質的な物が幸福をもたらすという主張を広めています。シモンの物語を話して,子供たちが神権や,そこからもたらされる祝福といった霊的な事柄を大切にすることを学べるようどう助けることができるでしょうか。
活動案
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使徒8:9-24にあるシモンの物語をかいつまんで話します(「だい58しょう:シモンとしんけん」『新約聖書ものがたり』152-153,またはChurchofJesusChrist.orgの該当するビデオも参照)。神権をお金で手に入れることができないのはなぜでしょうか。人は実際にはどのようにして神権の権能を受けるでしょうか(信仰箇条1:5参照)。
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聖餐,神殿(神殿の祝福を表すものとして),バプテスマ,神権を通して受けるそのほかの祝福の写真や絵を見せます。神から授かるこれらの賜物はお金では買えないことを説明します。それらはなぜ,お金で買えるどんなものよりも価値があるのでしょうか。わたしたちはそれらの祝福をどのようにして受けますか。
天の御父は,悔い改めて変わるようわたしを招いておられる。
主の教会を迫害するのをやめるようイエスから告げられたサウロは,すぐに悔い改めて変わりました。あなたの教える子供たちに,過ちを犯したときにすぐに変わろうと思うようになってもらうには,この物語をどのように活用したらよいでしょうか。
活動案
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子供たちに,1枚の紙を半分に折ってもらいます。半分に「前」,もう半分に「後」と書くように言います。子供たちと一緒に使徒8:1-3;9:1-2;9:17-22を読み,主にまみえた後と前のサウロの様子を表している言葉を書き出してもらいます。
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一人のワード会員を招き,改宗談を話してもらいます。また,サウロの人生が変わったように,教会員であることによって人生がどのように変わったかを話してもらいましょう。
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「ダマスコへの道」をホワイトボードに描きます。子供たちに,使徒9:6,11,18,20-22を読んでもらい,サウロが悔い改めてキリストに心を向けるために行ったことを探し,その行いを道に書き込んでもらいます。さらにキリストのようになる方法について,サウロからどんなことが学べるでしょうか。
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子供たちに,サウロの改心の物語の中で好きな場面の絵を描いてクラスの皆に見せてもらいます。
家庭で学ぶよう励ます
今日クラスで行った楽しい活動と,その活動から学んだことを家族に伝えるよう子供たちに勧めます。