「11月28日-12月4日ナホム;ハバクク;ゼパニヤ:『彼の道は昔のとおりである』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:旧約聖書 2022年』(2021年)
「11月28日-12月4日ナホム;ハバクク;ゼパニヤ」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2022年』
11月28日-12月4日
ナホム;ハバクク;ゼパニヤ
「彼の道は昔のとおりである」
聖文に対するあなたの愛は,あなたが教える子供たちに強い影響を及ぼします。あなたが神の言葉にどれだけ感謝しているかを子供たちに知ってもらいましょう。
印象を書き留める
分かち合うよう招く
子供たちに順番に立ってもらい,ハバククのように「物見やぐらに」立っている(ハバクク2:1)旧約聖書の預言者のふりをしてもらいます。その子供がイエス・キリストとその福音について学んでいることを,ほかの子供たちに向けて言ってもらいます。
教義を教える:年少の子供たち
主は必ず約束を果たされる。
預言者ハバククは,ユダの民の中に見られる悪事に心を悩ませていました(ハバクク1:2-4参照)。主は,御自分の約束は御自分の時に果たされると言って,ハバククを安心させられました(ハバクク2:3参照)。
活動案
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熟す前の果実や,焼く前のパン生地など,待つことによって初めて良くなるものの例を幾つか挙げます。熟す前や焼き上がる前に果実やパン生地を食べようとしたら,どうなるでしょうか。預言者ハバククについて話します。ハバククは,自分の周囲に見られる悪事を主がいつ止めてくださるのか知りたいと思っていました。子供たちに,ハバクク2:3で述べられている主の答えを読み聞かせます。わたしたちも時々そうであるように,ハバククは主の約束が果たされるのを待つ必要があったということを強調します。あなたが祝福を待たなければならなかったときのことを話します。
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イエス・キリストが地上に戻って来られることや,わたしたちが再び神のもとでともに住まうようになることなど,神が約束してくださっていることについて,子供たちが考えられるよう助けます。それぞれの例について,「待っておれ。それは必ず臨む」という言葉を子供たちに復唱してもらいます。
わたしはイエス・キリストについての知識で地を満たす助けをすることができる。
ハバククは全世界がイエス・キリストについて知る日のことを預言しました。その預言はわたしたちの時代に成就し始めています。子供たちがその成就をどう助けられるか考えてください。
活動案
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空の広口瓶を見せ,子供たちに小さい物を一つずつ配ります。それぞれの子供に,イエスが行われたことか教えられたことを話してもらってから,配られた物を瓶に入れてもらいます。ハバクク2:14を読み,子供たちが主についての知識で瓶を満たしたのと同じように,わたしたちは主についての知識で世界を満たすことができると説明します。
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子供たちに世界地図を見せます(『教会歴史の年表,地図,写真』の地図7「世界の地図」参照)。自分が今いる場所や自分の知っている宣教師が奉仕をした場所を見つけられるよう,子供たちを助けます。天の御父は全地のあらゆる人々にイエス・キリストについて知ってほしいと望んでおられるということについて,あなたの証を述べます。ほかの人たちにイエスについて教えるのを,わたしたちはどのように助けられるでしょうか。あなたがこれまでに目にした子供たちの行いで,イエス・キリストについてあなたに教えてくれたものについて子供たちに話します。自分にはほかにどのようなことができるか,子供たちに考えてもらいます。
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「宣教師になりたいな」(『子供の歌集』90)など,福音を分かち合うことに関する歌を一緒に歌います。わたしたちはイエス・キリストについて,どのようなことをほかの人たちに話せるでしょうか。アイデアを見つけるために,信仰箇条を参照してください。
「主を求めよ。」
この末日のように,大いなる悪の時代において,わたしたちは主を求めるべきであると,ゼパニヤは教えました。子供たちに主を求めるよう促す方法について,深く考えてください。
活動案
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イエスの絵を見せ,ゼパニヤ2:3を子供たちに読み聞かせます。子供たちに,手で円を作って眼鏡のように目の周りに当ててもらい,あなたが「求めよ」という言葉を読む度にイエスの絵を見てもらいます。預言者ゼパニヤは人々に主を求めてほしいと望んでいたことを説明します。わたしたちはどのようにして主を求めるのでしょうか。わたしたちはどこで主を見いだせるでしょうか。
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今週の活動ページを利用するか,子供たちに主を求めるよう促す別のゲームを考えます。「子供の時から主を求め」(『子供の歌集』67)など,このテーマに関係する歌を流すか,一緒に歌います。わたしたちが生活の中でイエス・キリストを見いだせる方法について,その歌がどのようなことを教えているか話し合います。
教義を教える:年長の子供たち
「主は恵み深く,なやみの日の要害である。」
わたしたちのだれもが,自分自身の「なやみの日」に直面します。子供たちが悩みの日に主に頼り,「〔主〕を避け所と〔し〕」,霊的な安全を見いだせるよう,あなたはどのように助けますか。
活動案
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子供たちに要害またはとりでの写真を見せます。人々がとりでを必要とする理由には,どのようなものがあるでしょうか。子供たちにナホム1:7を読んでもらい,わたしたちにとって何が要害やとりでのようであると預言者ナホムが言っているか,調べてもらいます。救い主はわたしたちを何から守ってくださるでしょうか。
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子供たちに,要害またはとりでの中にいる自分と家族の絵を描いてもらいます。要害の周りに,世の中の悪い影響を表す言葉を幾つか書いてもらい,イエス・キリストについて述べた言葉を要害の内側に書いてもらいます。イエス・キリストは,わたしたちが御自分の力と守りを受けるために何を行うよう求めておられるでしょうか(教義と聖約35:24参照)。
物事がうまくいっていないときでも,わたしはイエス・キリストによって喜びを得ることができる。
ハバククは,ぶどうなどの木に果実が実らないといった,民に起こるであろう幾つかの試練について述べました。続いて,たとえそのようなことが起こっても,「しかし,わたしは主によって楽し〔む〕」と言いました。
活動案
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子供たちに,ハバクク3:17を読んでもらい,その節で述べられている試練を見つけてもらいます。そのようなことが起きたとしたら,人はどのように感じるでしょうか。自分に起こるかもしれない試練について,子供たちに考えてもらいます。続いて18-19節を一緒に読み,ハバククがそのようなことが自分に起ころうとも自分はどう感じると言ったかを学びます。
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聖文の中で,困難なときにも主によって喜びを得た人の例をほかにも見つけられるよう,子供たちを助けます。使徒16:19-25,モーサヤ24:10-15のほか,ディーター・F・ウークトドルフ管長のメッセージ「どんな状況にあっても感謝する」(『リアホナ』2014年5月号,70-77),特に「自分の置かれた状況にあって感謝する」の項にそのような例があります。そのような人々は,なぜ困難なときに喜ぶことができたのでしょうか。彼らの模範にどう従うことができるでしょうか。
イエス・キリストに従う人は平安と喜びを見いだす
ゼパニヤ3:14-20では,「イスラエルの王」であるイエス・キリストが御自分の民の中で統治し,「〔わたしたち〕のために喜び呼ばわられる」(15,17節)喜びの日について述べられています。
活動案
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一緒にゼパニヤ3:14を読みます。続いて,子供たち一人一人に,ゼパニヤ3:15-20の節の一つを選び,それを研究して,わたしたちが「喜び楽し〔む〕」ための助けになることを見つけてもらいます。見つけたことを発表してもらいます。
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自分たちが「心のかぎり喜び楽し〔む〕」(ゼパニヤ3:14)ために助けとなる賛美歌や子供の歌を見つられるよう,子供たちを助けます。幾つかの歌を一緒に歌い,自分がイエス・キリストの福音にある喜びについて子供たちに話してもらいます。
家庭で学ぶよう励ます
子供たちに,家族と分かち合いたい聖句の場所を書き留めてもらいます(あるいは子供たちのために書いてください)。