セミナリー
教義と聖約64-66章:概要


「教義と聖約64-66章:概要」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)

「教義と聖約64-66章」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』

教義と聖約64-66章

教義と聖約64-66章

概要

ジョセフ・スミスとそのほかの長老たちはミズーリからオハイオに戻りました。旅の途中,長老たちの中には反対する者もいましたが,大半の長老たちは対立する感情を和解させました。オハイオ州ハイラムに移住する準備をし,ほかの人々がミズーリへ旅する準備をするのを助けているとき,ジョセフ・スミスは教義と聖約64章にある啓示を受けました。啓示の中で,主は教会員に互いに赦し合うよう命じ,主が求められる犠牲を教えられました。教義と聖約65章の中で,主は,再臨に備えて福音があらゆる国に行き渡ること,また聖徒は神の王国の発展のために祈るべきであることを明らかにされました。

訓練アイコン 学習経験につながる準備をするよう励ます:生徒が福音を学ぶために思いと心を備える方法はたくさんあります。その中には,啓示を求めて祈る,学ぶ意欲を高める,悔い改める,研究する,質問に答える,進んで貢献する,人々を教える準備をして来るなどが含まれます。救い主がどのようにこれを行われたかについて詳しくは,『救い主の方法で教える』の「救い主は学ぶ備えをするよう人々を招かれた」の項を参照してください。「教義と聖約64:20-43」の課でも,これを行う方法の例を見ていきます。

教える準備

以下の情報は,各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

教義と聖約64:1-17

この課の目的:生徒がイエス・キリストの模範に従い,さらに赦すことができるようにします。

  • 生徒の準備:生徒に,生活の中で自分の赦しを必要としている可能性がある人について深く考えてもらいます。

  • ビデオ:赦し―わたしの重荷は軽くされた」(8:24);「いつまでも幸せに」(13:21;タイムコード9:47-10:39を見ます);「和解の務め」(16:12;タイムコード10:11-11:23を見ます)

  • 表示する絵:救い主

教義と聖約64:20-43

この課の目的:主に心と進んで行う精神をささげたいという望みが強くなったと生徒が感じられるようにします。

  • 生徒の準備:このレッスンの前に,「主は心と進んで行う精神とを求める」(教義と聖約64:34)という言葉を生徒に伝えます。生徒に,この言葉の意味や,どうすれば心と進んで行う精神を主にささげることができるかについて考えてもらいます。

  • 訓練アイコン 学習経験につながる準備をするよう励ます:前回の生徒の準備のアイデアは,学習経験につながる準備をするよう励ます方法の一例です。これを練習する方法について詳しくは,「教師養成スキル:熱心に学ぶよう勧める」にある「学習者が次の学習体験に備える助けとなる招きを考える。」というタイトルの訓練を参照してください。

  • 表示する画像:アイザック・モーリーの農場;容易に引き寄せられる心と思い

教義と聖約65章

この課の目的:世をイエス・キリストの再臨に備えさせるに当たり,教会が果たす役割を生徒が理解できるようにします。

  • 生徒の準備:生徒に,教会が成長した証拠を見つけてもらいます。教会が世界中に広がるのをどのように目にしてきたかを,親やワードの会員と話し合ってもらうとよいでしょう。newsroom.ChurchofJesusChrist.org

  • ビデオ:シオンのつわもの」(1:01:34;タイムコード51:42-52:04を見ます)