教義と聖約84章

教義と聖約84章

概要

伝道から帰還した後，長老たちの一団は預言者ジョセフ・スミスに会いました。預言者は，長老たちとともに祈っているときに啓示を受け，神権の儀式を通して男女が得られる神性の力についての洞察を得ました。救い主はまた，御自身の神権の力に当てはまる誓詞と聖約について説明し，主の福音について全世界に証するよう弟子たちにお命じになりました。

内省を促す質問をする。個人的な内省や自己評価を通して，聖霊を招き，各生徒が「現在のことをありのままに……，未来のこともまた，ありのままに」（モルモン書ヤコブ4：13）見られるよう，助けを求めることもできます。効果的な自己評価は，生徒が福音の真理についての現在の理解と関連性，そして，それらに従って生活する方法についてよく考えるのに役立ちます。救い主がどのようにしてこれを行われたかについて詳しくは，『救い主の方法で教える』の「救い主は聖霊から教えを受ける機会を人々に与えられた」の項を参照してください。また，今週の「教義と聖約84：1－32」の課でも，これを行う方法の例を見ていきます。

教える準備

以下の情報は，各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

教義と聖約84：1－32

この課の目的：イエス・キリストが神権の儀式を通して与えてくださる神性の力を受けることの重要性を生徒が感じられるように助けます。

生徒の準備：生徒に，神権の儀式について知っていることと，末日聖徒イエス・キリスト教会の一員としての個人の生活においてそれがなぜ大切なのかを深く考えてもらいます。

教義と聖約84：33－44

この課の目的：生徒が神権の誓詞と聖約についての理解を深めるのに役立ちます。

• 生徒の準備：生徒に，神と聖約を交わして守ることによってどのように祝福を受けてきたかについて考えてもらいます。聖約を守るように努めることによって，生活の中で神の力がどのように増したかを発表する準備を生徒にしてもらいます。

• 配付資料：「神権の誓詞と聖約についての理解を深める（第1部および第2部）」

教義と聖約84：49－102

この課の目的：生徒が，世界中のすべての人に福音を分かち合いたいというキリストのような望みを感じられるように助けます。

• 生徒の準備：生徒に，主イエス・キリストとその回復された福音を受け入れることによる祝福について，だれかに尋ねてもらいます。可能であれば，宣教師に教えられてバプテスマを受けた人に尋ねてもらいます。

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マスター教義の実践6

この課の目的：生徒がマスター教義聖句で教えられている真理を理解し，霊的な知識を得るために神の原則を学び，応用できるように助けます。

生徒の準備：生徒に，家族の中で年上の人や教会指導者に，なぜ教会で活発であり続け，イエス・キリストの福音に忠実でいることを選ぶのかを尋ねてもらいます。