セミナリー
教義と聖約98-101章:概要


「教義と聖約98-101章:概要」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』

「教義と聖約98-101章」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』

教義と聖約98-101章

教義と聖約98-101章

概要

1833年7月,ミズーリの自警団は聖徒たちにジャクソン郡を立ち去るよう要求しました。エドワード・パートリッジビショップとチャールズ・アレンはタールを塗られて羽根を付けられ,W・W・フェルプスの印刷所は破壊されました。預言者ジョセフ・スミスは教義と聖約98章が授けられたとき,これらの出来事を知りませんでした。この啓示を通して,聖徒たちは慰めを得て,迫害への対処に関する指示を受けました。1833年12月に教義と聖約101章が授けられるころには,聖徒たちの大半はミズーリ州ジャクソン郡の家から追い出されていました。主は彼らが家を追われるままにされていた理由を話し,主の哀れみを思い出させて,シオンの最終的な贖いについて語られました。

生徒が福音の真理について話し合う機会を設ける。救い主と主の福音について何を学んでいるか話す練習をする時間を設けます。これは生徒が真理を吸収し,覚え,明確に表現するのに役立ちます。この練習によって自信が増し,ほかの状況で真理を分かち合えるようになります。救い主がどのようにしてこれを行われたかについて詳しくは,『救い主の方法で教える』の「救い主は,学んでいる真理を分かち合うよう人々に勧められた」を参照してください。また,今週の「教義と聖約101:1-42」の課でも,これを行う方法の一例を見ることができます。

教える準備

以下の情報は,各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

教義と聖約98章

  • この課の目的:苦難の時に忍耐強く主を待つ助けとなります。

  • 生徒の準備:親や信頼できる指導者に,難しい試練の時に神を信頼することができた経験を話してもらうよう生徒を招いてください。自分の生活における試練の大切さについて考え,クラスで意見を述べる準備をするのに役立ちます。

  • ビデオ:キリストに希望を抱く」 (15:45)タイムコード9:15-10:07;「信仰をもって将来に臨む」(14:29)タイムコード8:09-9:19;「神はわたしたちを高められる」(4:57);「登るべき山」(5:00)

教義と聖約101:1-42

この課の目的:救い主の思いやりと憐れみを感じられるようにします。

  • 生徒の準備:セミナリーに参加することが自分の経験にどのような影響を与える可能性があるかを考えてもらいます。クラスやグループの話し合いにどのように参加するか考え,もっと参加できる方法を決めてもらってもよいでしょう。

  • ビデオ:救い主の不変の思いやり」(13:12)タイムコード9:40-10:08

  • 画像:苦悩する若者

教義と聖約101:43-101

この課の目的:たとえを学んで,霊的な意味を見いだす機会を提供します。

  • 生徒の準備:周りで起こっていることが,イエス・キリストについての真理を象徴したり,教えたりすることがあるということを生徒に説明します(モーセ6:63参照)。例えば,太陽はこの太陽系の中心にあり,地球に光と命を与えています。同様に,イエス・キリストは,天の御父の子供たちのための計画の中心であり,わたしたち一人一人に光と命を与えてくださいます。生徒に,イエス・キリストについて何かを教えてくれるものを日々の生活の中から見つけてもらいます。クラスの最初にそれを発表する機会があります。

  • ビデオ:シオンよ,力を着よ」(13:56)タイムコード0:47-1:20

  • 配付資料:「救い主のたとえを研究する方法」

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