セミナリー
教義と聖約106-108章:概要


「教義と聖約106-108章:概要」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)

「教義と聖約106-108章」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』

教義と聖約106-108章

教義と聖約106-108章

概要

新約聖書の時代に行われたのと同様にイエス・キリストは,主の現代の教会を導き,世界中で主について証するよう,預言者や使徒などを召してこられました。教義と聖約107章で,イエスは選ばれた指導者の役割を説明し,彼らやほかの人々が神権の責任を果たせるよう詳しく述べておられます。

訓練アイコン 預言者の言葉を使って,教義と原則を強調する:生ける預言者と使徒は,聖文で教えられている教義や原則を教え,説明し,詳しく述べます。預言者の言葉を使うことで,生徒がイエス・キリストの福音をより理解し,福音に従って生活する助けとなります。救い主がどのようにしてこれを行われたかについて詳しくは『救い主の方法で教える』の「救い主は聖文から教えられた」を参照してください。また,今週の「教義と聖約107:1-20」の課でも,これを行う方法の一例を見ることができます。

教える準備

以下の情報は,各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

教義と聖約107:1-20

この課の目的:主の教会で奉仕する際に救い主の力と神権の権能に頼ることの大切さを,生徒が理解できるようにします。

  • 生徒の準備:救い主の力によって主の教会での奉仕が助けられたと感じたときのことを振り返ってもらいます。定員会やクラスでの召し,ミニスタリングの割り当てが含まれるでしょう。

教義と聖約107:21-100

この課の目的:使徒はイエス・キリストの特別な証人であると,生徒がより確信できるようにします。

  • 生徒の準備:預言者と使徒はイエス・キリストの特別な証人として召されてきたことを生徒に伝えます(教義と聖約107:23参照)。クラスに備えて,大管長会または十二使徒定員会の一人の,最近の総大会説教を一つ見直し,イエス・キリストについてどのようなことを教えているかを見つけてもらいましょう。

  • 教材:積み重ねてピラミッド状にできる6つのカップ

  • 表示するコンテンツ:教義と聖約107章に記されている召しと,その召しに言及している節を書いた紙を教室のあちこちに掲示します。

  • ビデオ:キリストの特別な証人 ― ニール・L・アンダーセン長老」(5:30;タイムコード4:15-5:24を視聴)

  • 生徒用資料:電子媒体を使ってアクセスできない生徒のために,使徒たちの最近の総大会説教や,そのほかの最近の言葉を印刷したもの。

マスター教義の実践8

この課の目的:生徒がマスター教義聖句にある真理を応用し,霊的な知識を得るための神の原則を学び,応用できるように助けます。

  • 生徒の準備:霊的な知識を得るための3つの原則を,記憶を頼りに友達や家族に説明してもらいます。思い出しにくい原則があれば,クラスが始まる前に『マスター教義に関する基本文書』(2023年)を使って復習してもらいましょう。

  • 教材:各生徒に配る小さな紙;教師がそれらの紙を入れる容器

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