セミナリー
マスター教義:マタイ5:14-16


マスター教義:マタイ5:14-16

「あなたがたの光を人々の前に輝かし」

A young adult Asian woman looking forward and upward.

救い主は弟子たちに,御自分に従うことによってほかの人の模範となるようにと命じられました。この課は,霊的な知識を得るための原則を活用してほかの人の模範となり,救い主に近づくための助けになります。

霊的な知識を得るための原則を復習します。霊的な知識を得るための3原則(「信仰をもって行動する」「永遠の視点から概念や疑問について調べる」「神が定められた情報源を通してさらに理解を深める」)を生徒とともに定期的に復習しましょう。この課では,この原則を復習することで生徒が実践応用の練習中に原則を応用できるようになります。

生徒の準備:自分の生活で良い模範となっている人について考えてもらいます。次に,その人に電話するか,または短い手紙を書いて感謝の気持ちを伝えることを考えてもらいましょう。

学習活動案

暗記と説明

生徒が聖句の場所と重要語句を暗記する機会を設けます。例えば,次のような方法で行うとよいでしょう:

マタイ5:14-16 を読んでください。

重要語句「あなたがたの光を人々の前に輝か〔せなさい〕」とその聖句の場所( マタイ5:14-16 )の絵を描いてください。描くときは,覚えやすいように聖句の場所を絵の中に入れる工夫をしてください。

描いた絵を見ながら聖句の場所と重要語句を何度も復唱します。次に絵を見ないで聖句の場所と重要語句を暗唱してみてください。

次の活動では,生徒に,絵そのものについて話すだけでなく,絵を用いてマスター教義聖句の真理を説明してもらいます。

絵をクラスメートに見せ,重要語句と聖句の場所をどのようなうに描いた絵なのかを説明します。

可能であれば,教師や生徒が今後のレッスンや復習活動で参照できるように,描いた絵を教室の周囲に何枚か掲示するといいかもしれません。

実践応用の練習

この実践応用の練習では,霊的な知識を得るための原則を応用して,ほかの人の模範となり,ほかの人が救い主に近づくよう働きかける方法を見つけます。

『マスター教義に関する基本文書』(2022年)の「霊的な知識を得る」の項の第5-12段落を復習してください。

実践応用の練習のシナリオとして,ChurchofJesusChrist.orgにあるビデオ「いじめ-やめなさい!」(10:22)を活用してもよいでしょう。

このビデオの活用方法に関するアイデアは,「補足学習活動」で紹介しています。

次のシナリオを読み,自分がラウルの立場だったらどう対応するか考えてください:

新任の祭司であるラウルが友人たちと一緒にいると,そのうちの何人かが下品な冗談を言い始め,ラウルの知り合いについて失礼なことを言いました。ラウルは不快ですし,友人たちの言い分が間違っていることを知っています。どうしようかと迷っていると,異なる宗教を持ち,ラウルが心から尊敬している友人のジェシーから,「ねえ,なぜそんなに深刻な顔をしてるの?」と聞かれました。

対応力をつけるために,霊的な知識を得るための各原則を考えましょう。

生徒に,二人一組または少人数のグループで取り組んでもらいましょう。次のような指示を生徒に示すといいかもしれません:

永遠の視点から概念や疑問について調べる

シナリオの登場人物の一人(ジェシーまたは失礼なことを言われている知り合い)を選びます。

  • あなたが選んだ人について,主はどのように感じておられると思いますか。

  • 主の視点からその人を見れば,ジェシーの質問に対するラウルの答えにどのような影響があるでしょうか。

神が定められた情報源を通してさらに理解を深める

  • マタイ5:14-16 の原則を覚えておいて応用すれば,ラウルにとってどのような助けになるでしょうか。

  • 神が定められた情報源で,ラウルの助けになりそうなものとしてはほかに何があるでしょうか。

信仰をもって行動する

  • この状況でラウルが信仰をもって行動することが難しいのはなぜでしょうか。

  • ラウルが信仰をもって行動するために何をすればいいと思いますか。

何人かの生徒に答えを発表してもらいます。生徒が霊的な知識を得るための原則について話したら,それがどの原則かを指摘して,生徒を褒めましょう。

あなたが現在直面している,または将来直面する可能性のある,ラウルのような状況について考えてみてください。

  • 今日学んだことは,ほかの人の模範となるうえでどのように役立ちますか。

復習

生徒が次の課でこの聖句の場所( マタイ5:14-16 )と重要語句を復習できるようサポートします。以下はその一例です:

マタイ5:14-16 を表現して描いた絵を見せます。その絵を見ながら,聖句の場所と重要語句を何度も復唱します。覚えたら,何も見ないで暗唱してみてください。

補足学習活動

マスター教義の説明学習の代替案

A camp fire.
A young woman standing in a dark room holding a light bulb.
Hand holding objects

火,電球,懐中電灯といった光源の画像を幾つか見せます。生徒には,どれか一つを選び,その画像を使用して マタイ5:14-16 で見つけた真理を説明してもらいます。

説明の準備をするに当たって,次の質問を活用するよう勧めましょう:

  • わたしたちが輝かせるのはどのような光か。

  • どうすればその光を輝かせることができるか。

実践応用の練習の代替案

ChurchofJesusChrist.orgにあるビデオ「いじめ-やめなさい!」(10:22)では,信仰をもって行動する若い男性と若い女性の模範を幾つか紹介しています。4:08でビデオを一時停止して,信仰をもって行動することを時に難しくする要因について話し合います。さらに,この若い男性が信仰をもってどのように行動し,永遠の視点から状況を見ているかを生徒に確認してもらいます。ビデオを見た後, マタイ5:14-16 を「神が定められた情報源」としてどのように活用すれば,ビデオにあるような状況で助けになるかを生徒に話し合ってもらうこともできます。

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