マタイ5章;ルカ6章
概要
山上の垂訓を始めるに当たり,救い主は,人はどうしたら幸せになれるのかを教えられました。義の模範によって,ほかの人に祝福を与えることができることを教えられました。弟子たちに,御自分に従うことでほかの人の模範となるよう求められました。自分はモーセの律法を成就するために来たと教え,より高い福音の律法を伝えられました。天の父が完全であられるように完全な者となるようにと,すべての人に教えられました。
マタイ5:1-12
この課の目的:この課では,生徒にキリストの特質を知ってもらい,その特質を伸ばす計画を立てて幸福と完成を目指すようになってもらいます。
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生徒の準備:マタイ5:1-12 の中からもっとよく知りたい特質を一つ選んでもらいます。それが何を意味するのかを学び,その特質が幸福にどうつながるのかを考えてもらいましょう。
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ビデオ:「山上の垂訓-至福の教え」(全長2:08。タイムコード0:00-1:15を視聴)
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配付資料:「至福の教え」
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オンラインレッスンに関する提案:オンラインレッスン用のソフトウェアには,生徒が入力したり書き込んだりできるホワイトボード機能を備えたものがあります。この機能が利用できる場合は,生徒に マタイ5:1-12 で至福の教えを探してもらい,見つけた教えをホワイトボードに書き込んでもらうとよいでしょう。見つけた言葉の定義を後で書き込んでもらうこともできます。
マタイ5:13-16
この課の目的:この課は,生徒が自分の行動や態度を評価し,イエス・キリストの光をもっと輝かせるようになるために役立ちます。
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生徒の準備:生徒に次の質問について考えてもらいます:あなたの生活において,キリストのような言動の模範になっている人はだれですか。その人は神の光と愛を輝かせるために何をしていますか。その人の行動はあなたやほかの人にどのような影響を与えていますか。
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実物:塩と,塩を振りかけるための幾つかの食べ物,鏡とホワイトボードマーカー
マスター教義:マタイ5:14-16
この課の目的:この課は,生徒が霊的な知識を得るための原則を応用して,ほかの人の模範となり,救い主に近づくための助けになります。
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生徒の準備:自分の生活で良い模範となっている人について考えてもらいます。次に,その人に電話するか,または短い手紙を書いて感謝の気持ちを伝えてもらいましょう。
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実物:生徒が絵を描くための文房具(紙,色鉛筆,クレヨンなど)
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オンラインレッスンに関する提案:霊的な知識を得るための3原則やそのシナリオなど,生徒が参照すべきものを見せる準備をします。画面共有機能を利用するか,またはチャットでこの項目を表示してください。
マタイ5:17-47
この課の目的:この課は,生徒がキリストのより高い律法を実践して天の御父のような者になるための助けになります。
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生徒の準備:セミナリーで御霊から教えを受けられるよう,生徒に祈ってもらいます。教師やクラスメートのために祈るよう勧めてもよいでしょう。
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実物:進歩したものの写真(電話,電化製品,衣料品など)
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ビデオ:「足元に注意する」(2:36)
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オンラインレッスンに関する提案:生徒があまり発言しない場合,あるいは質問に答えたり意見を発表したりする勇気がないように見える場合は,チャット機能で返信してもらうとよいでしょう。
マタイ5:48
この課の目的:この課では,「あなたがたの天の父が完全であられるように,あなたがたも完全な者となりなさい」という救い主の戒めを( マタイ5:48 ),生徒が理解できるよう助けます。
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生徒の準備:子供のころの写真をクラスに持ってきてもらいます。両親の助けを必要とするため,1週間以上前に伝えるとよいでしょう。
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見せるコンテンツ:ラッセル・M・ネルソン大管長,ジェフリー・R・ホランド長老,ゲレット・W・ゴング長老の言葉(少人数のグループで学んでもらうため)
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オンラインレッスンに関する提案:レッスンで紹介する預言者の言葉について話し合う際は,生徒にブレイクアウトルームに分かれてもらいましょう。生徒がスムーズに話し合いを始められるように,必ずグループリーダーを決め,前もって明確に指示してください。