セミナリー
マスター教義の復習 22


マスター教義の復習 22

聖句の場所と重要語句を暗記する

Family in New Zealand sitting in the living room reading scriptures together.

聖句を暗記することがなぜそれほど大切なのか,考えたことがありますか。聖句の暗記は,霊感を受け,救い主を記憶し,福音をほかの人に教えるのに役立ちます。この課は,新約聖書のマスター教義聖句の出典場所と重要語句の幾つかを暗記するのに役立ちます。

生徒が受け入れられ,尊重されていると感じられるような安心できる学習環境を育む。教師や周りの生徒から自分が愛され,受け入れられていることを感じると,生徒は学ぶ姿勢と学習体験に寄与する意欲をもってクラスに来るようになります。生徒が愛されていると感じ,互いに適切に愛を表現できる方法を探しましょう。

生徒の準備:家族や友人と話し,聖句を暗記することでその人がどのように霊感を受けたか,あるいはどのように救い主に近づいたかを生徒に聞いてきてもらいます。

学習活動案

なぜ聖句を暗記するのでしょうか

この復習の課を行う代わりに,マスター教義聖句についてのレッスンが必要となる場合もあります。地域や地区のディレクターやコーディネーターが立てた進度スケジュールを参照して,セミナリー開講中にマスター教義聖句の各課を確実に教えられるようにしてください。

あなたが機関誌For the Strength of Youth—青少年の強さのために』のアンケート調査に参加しているとしましょう。以下の質問にあなたはどう答えますか:

  • 聖句を暗記する理由のトップ5は何ですか。

生徒がこの質問に答える際,「生徒の準備」の活動で知ったことを思い出すとよいでしょう。

「聖句を暗記する理由はたくさんあります。暗記した聖文は,必要なときに霊感,快適さ,動機づけを与えてくれる友人のようなものです。」(リチャード G・スコット「聖文の力『リアホナ』2011年11月号,6参照)聖文を暗記することは,わたしたちが「あらゆる思いの中で〔救い主〕を仰ぎ見〔る〕」助けとなります( 教義と聖約6:36 )。聖文を暗記することは,わたしたちが「〔神の〕言葉を得」て( 教義と聖約11:21 ),人を教えられるようになるのに役立ちます。

  • 聖文を暗記することは,イエス・キリストとあなたの関係にどう影響するでしょうか。

聖句を暗記する

数分かけて,以下の新約聖書のマスター教義聖句の出典場所と重要語句を暗記するか,思い出してください。これらの場所と重要語句を覚えたという自信が持てたら,以下の活動から一つ以上を選んで,覚えられているかテストしてください。

Color Handouts Icon

次の表を見せるか,生徒に配付資料として配ります:

Doctrinal Mastery

新約聖書マスター教義:1コリント-黙示

1コリント6:19-20

「自分のからだは,……聖霊の宮であ〔る〕。」

1コリント11:11

「ただ,主にあっては,男なしには女はないし,女なしには男はない。」

1コリント15:20-22

「アダムにあってすべての人が死んでいるのと同じように,キリストにあってすべての人が生かされるのである。」

1コリント15:40-42

復活には,3つの栄光の階級がある。

エペソ1:10

「時の満ちるに及んで実現されるご計画……によって,神は……ことごとく,キリストにあって一つに帰せしめようとされたのである。」

エペソ2:19-20

教会は「使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられたものであって,キリスト・イエスご自身が隅のかしら石である。」

2テサロニケ2:1-3

「主の日〔が来る前に〕……まず背教のことが起〔こる〕……にちがいない。」

2テモテ3:15-17

「聖書〔は〕……救に至る知恵を,あなたに与えうる書物である……。」

ヘブル12:9

天の御父は「たましいの父」である。

ヤコブ1:5-6

「あなたがたのうち,知恵に不足している者があれば,その人は……神に,願い求めるがよい。」

ヤコブ2:17-18

「信仰も,……行いを伴わなければ,……死んだものである。」

1ペテロ4:6

「死人にさえ福音が宣べ伝えられた……。」

黙示20:12

「死人はそのしわざに応じ,……さばかれた。」

オプション1:絵を描く

ほかの生徒に分からないように,一人の生徒にマスター教義聖句を一つ選んでもらいます。その生徒に幾つかのヒント(数字や文字以外)を,別の生徒が正しい聖句の場所と重要語句を当てるまで描き続けてもらいます。この活動は,二人一組または少人数のグループで,あるいはクラス全体で行ってもかまいません。この活動の後に,生徒はクラス全体で,または少人数のグループで,以下の質問について話し合ってもよいでしょう:

  • 記憶された聖句はどのようにして友人のようになり,あなたが必要なときに霊感,安心を与え,動機づけることができると思いますか。

オプション2 :全部を書き出す

生徒を少人数のグループに分けます。各グループに紙を1枚ずつ配ります。グループのメンバーに,マスター教義の聖句を一つ選んでもらい,重要語句を短い文節に区切ってもらいます。そして,その聖句の場所と,区切った重要語句を順番に書いてもらいます。グループのメンバーが一つのセクションの語句を書いたら次のメンバーに紙を渡し,その人が次の語句を書きます。グループとして聖句の場所と重要語句をすべて正確に書き終えるまで,これを続けます。グループでこの活動を繰り返し,時間を計ってどれだけ早くなったかを確認してもよいでしょう。この活動の後に,生徒はクラス全体で,または少人数のグループで,以下の質問について話し合ってもよいでしょう:

  • 聖文を暗記することは,あなたが「あらゆる思いの中で〔救い主〕を仰ぎ見る」ことにどう役立つと思いますか( 教義と聖約 6:36 )。

オプション3:聖句の場所を言う

クラスを二人一組または少人数のグループに分けます。一人の生徒に,聖句の場所を当てるのに必要だと思う,重要語句の文字数を言ってもらいます。次に別の生徒が重要語句を一つ選んで,その重要語句の中から,先ほど言われた数の文字を声に出して読みます。その後,最初の生徒にその聖句の場所を当ててもらいます。この活動を好きなだけ繰り返し,重要語句から読み上げる文字数も変えていきましょう。この活動の後に,生徒はクラス全体で,または少人数のグループで,以下の質問について話し合ってもよいでしょう:

  • 聖文を暗記することは,あなたがほかの人と福音を分かち合うための備えにどう役立つと思いますか。

自分の経験を振り返る

  • 聖句の場所や重要語句を暗記するために,どどのような活動を行いましたか。

  • 新約聖書のマスター教義聖句の場所と重要語句の暗記は,うまくいってますか。まだ取り組み中のものについては,どのように暗記する予定ですか。

  • 聖句を暗記することで,あなたの人生にどのような祝福がもたらされると思いますか。