はじめに

愛する人が収監されることは恐ろしい経験となる場合があります。孤独を感じたり，経済状況が苦しくなったり，将来に不安を感じたりするようになるかもしれません（イザヤ41：10参照）。天の御父とイエス・キリストはあなたに何が必要かを御存じであり，あなたを慰めたいと思っておられます。神が助けを送られる方法の一つは，ほかの人を通してです。傷ついたり，恥ずかしく思ったりすることがあるかもしれませんし，ほかの人たちと距離を置きたいと思うかもしれません。しかし，人に助けてもらうことは，神の愛に感謝していることを神に示す一つの方法なのです。あなたが信頼している人たちや，あなたを助けることのできる専門家の人たちに囲まれて過ごすようにしてください。

末日聖徒イエス・キリスト教会の十二使徒定員会のジェフリー・R・ホランド長老は，次のように教えています。「神はいつでも，あなたの祈りにこたえ，あなたの夢を実現する機会を待っておられます。けれども，あなたが祈らなければ，夢を描かなければ，神はそうすることがおできになりません。つまり，あなたが信じなければ，神はこたえることがおできにならないのです。」 (“Terror, Triumph, and a Wedding Feast” [Brigham Young University devotional, Sept. 12, 2004], 3, speeches.byu.edu)

教会の女性組織の指導者であるレイナ・I・アブルト姉妹も，励ましを与えて次のように教えています。「もしもう一歩踏み出すことができないと感じるなら，助けを求めてください。わたしが皆さんに懇願するのは，諦めないことです。希望があります。癒しがあります。喜びがあります。皆さんを取り巻く愛があります。主の贖いの恵みに頼り，周りの人々に頼ってください。諦めないでください。どうか諦めないでください。」 (in “Sister to Sister Conversation” [Brigham Young University Women’s Conference, May 1, 2020], ChurchofJesusChrist.org)