「家族が投獄された場合,当面必要になることにどう対処すればよいのでしょうか」「プリズンミニストリー」
「家族が投獄された場合,当面必要になることにどう対処すればよいのでしょうか」「プリズンミニストリー」
家族が投獄された場合,当面必要になることにどう対処すればよいのでしょうか
あなた自身と家族への情緒面の支援
愛する人が投獄されると,家族は打ちのめされて何も手につかず,その状況に対処できないという気持ちになることがよくあります。青少年や子供たちもそのような気持ちになり,それがトラウマとなって後を引くことがあります。まずは信頼できる友人や教会員に助けを求めるとよいでしょう。絶望感が続くようであれば,医療やメンタルヘルスの専門家に支援を求めてください。何から始めたらよいか分からない場合は,教会指導者や医療保険会社と話し,必要な支援を提供してくれる専門家が近隣にいないか相談してください。祈り,聖文を研究し,生ける預言者の教えに従い,教会に出席し,神殿に参入することによって,困難な時期にあって心が高められ,平安で満たされるでしょう。
支援システム
法的,経済的,医療や治療の面で専門的な支援を求めてください。何よりも,神に近づいてください。神はあなたに何が必要かを御存じであり,あなたを愛しておられます。よく祈り,神がいろいろな形で与えてくださっているあなたの祈りへの答えを探してください。助けてくれる善良な人たちに囲まれて過ごすようにしましょう。適切であれば,親族や信頼できる友人,信頼できる教会員に,あなたの状況について話してください。あなたの経験について,あなたのためになり,あなたの信頼する人たちのためにもなるような方法で話せるようになってください。あなたが何を必要としているかを彼らに話し,彼らの奉仕を受け入れてください。
当面法的に必要とされる事柄
刑事司法制度との付き合いは難しい場合があります。理解する必要のある法律や手続きがたくさんあるのです。重大な法的問題に直面したときは,自分の代理人に相談することを検討してください。自分がこれから下す決断が長い目で見てどんな影響を及ぼすのかをすべて理解しているようにしてください。
経済的な困窮
愛する人が投獄されると,家族に大きな経済的な打撃が及ぶ可能性があります。収入がなくなり,裁判費用や弁護士費用がかかるために,医療費や住居費,貯蓄がなくなる可能性があるのです。信頼できるアドバイザーとともに,できるかぎり早くこれらの問題に対処することが大切です。
新しい日常への適応
やがて,家族は通常の日々の生活に戻る必要が出てきます。子供たちは学校に行き,友達と交わり,生活を楽しむ必要があります。愛する人が投獄されていなくなったとしても,幸せを感じてよいのです。この時間を使って自分自身を成長させ,将来に備えてください。