プリズンミニストリー
10代の若者のために:親が収監されていて,そのことについて話すのは大変です。どう話せばよいでしょうか


「10代の若者のために:親が収監されていて,それについて話すのは大変です。どう話せばよいでしょうか」「プリズンミニストリー」

「10代の若者のために:親が収監されていて,それについて話すのは大変です。どう話せばよいでしょうか」「プリズンミニストリー」

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A teenage young man is sitting on a hill near an open field. There appears to be a school in the background. He is alone and appears to be listening to music on his headphones.

10代の若者のために:親が収監されていて,そのことについて話すのは大変です。どう話せばよいでしょうか

愛する人が収監されているという事実に対処するのは難しいことがあります。孤独を感じたり,落ち込んだりすることもあるでしょう。あなたの生活の中で,多くのことが変わってしまったかもしれません。学校や仕事など,普段の活動を続けるのが難しくなるかもしれません。あなたは親や家族,友人,あるいは自分自身に対してさえも怒りを感じているのかもしれません。このような感情があると,何が起こっているかを人に話すのが難しいことがあります。

あなたと同年代の人の中に,同じような状況を経験している人は大勢います。それでも,一人一人にその人だけの物語があり,乗り越えなければならない感情があります。あなたの気持ちを完全に理解している唯一の御方は,イエス・キリストです。どうしてそのようなことが可能なのか,わたしたちは完全には理解できないかもしれませんが,聖文には,キリストは「あらゆる苦痛と苦難と試練を受けられ〔た〕」(アルマ7:11;強調付加)と書かれています。

イエス・キリストがおられるのですから,あなたは孤独を感じる必要はありません。2009年4月の総大会から,ジェフリー・R・ホランド長老の説教「だれも主とともにいなかった」を読むとよいでしょう。ホランド長老はこう説明しています。「イエスがただ御独りでそのような長く孤独な道を歩まれたおかげで,わたしたちはそうする必要がないということです。」

ラッセル・M・ネルソン大管長は,次のように行うときに答えと慰めを見いだすことができると教えています。「心配事や恐れ,弱さについて,イエス・キリストの御名によって祈ってください。そうです,心の切なる思いについて祈ってください。その後で耳を傾けてください。」(「教会のための啓示,わたしたちの人生のための啓示」2018年4月の総大会)

あまり孤独を感じないようになるためにできるもう一つのことは,自分の経験をほかの人に注意深く話すことです。気兼ねなく話せる場で自分の気持ちを話すのは,健全なことであり,大切なことです。いつ,だれと話すべきかを知るために祈ってください。信頼できる友人と話すのが難しいと感じる場合は,近い親族から始めましょう。だれかと話す前に,自分が安心して分かち合える事柄について考えてください。すべてを話す必要はありません。話しにくい経験をしていることと,支援が欲しいと思っていることを説明するとよいでしょう。

自分の気持ちをだれかに話すのは今は怖いと感じるなら,それで構いません!祈りを通して神に話すことから始めるとよいでしょう。神は次のように言っておられます。「あらゆる思いの中でわたしを仰ぎ見なさい。疑ってはならない。恐れてはならない。」(教義と聖約6:36)神はあなたの名前とあなたの状況を御存じです。決してあなたをお見捨てになることはありません。

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