わたしに従ってきなさい
神権の鍵とは何でしょうか


神権の鍵とは何でしょうか

神権の鍵とは,地上で主の神権を用いる上で管理するために,天の御父が神権指導者にお与えになった権能です。イエス・キリストはすべての神権の鍵を持っておられます。教会を導く上で必要な「この神権時代の鍵」は預言者ジョセフ・スミスに与えられました(教義と聖約110:16参照)。今日,大管長会と十二使徒定員会の会員はこれらの鍵を持っています。神権の鍵はまた,七十人会長会,神殿会長,伝道部会長,ステーク会長,地方部会長,ビショップ,支部会長,並びにアロン神権定員会会長を含めた定員会会長にも与えられています。

霊的に備える

あなたが知っている神権指導者について考えてください。あなたは,彼らが神から召されているという証をどのように得ましたか。

若い女性が教会において神権の鍵がいかに大切かを理解できるように助けるために,何ができるでしょうか。神権の鍵を持つ人の奉仕によって,若い女性はどのような形で祝福を受けてきたでしょうか。若い女性として奉仕するうえで,神権の鍵を持つ指導者からどのような影響を受けているでしょうか。

以下の聖句や参考資料をよく祈って研究してください。若い女性が神権の鍵について理解する助けとなるのはどれでしょうか。

マタイ16:18-19(ペテロは神の王国の鍵を約束された)

モーサヤ25:19(モーサヤがアルマに教会を設立する権能を授けた)

教義と聖約65:2(神権の鍵は,福音が世に広められるために必要である)

教義と聖約124:123,142-143(会長は,奉仕の業を管理する神権の鍵を持つ)

教義と聖約132:7(大管長はすべての神権の鍵を行使する権能を持つ,地上で唯一の人である)

ゲーリー・E・スティーブンソン「神権の鍵と権能はどこ にあるのでしょうか」」『リアホナ』2016年5月号,29-32

ボイド・K・パッカー「十二使徒」『リアホナ』2008年5月号,83-87

ダリン・H・オークス「神権の鍵と権能」『リアホナ』2014年5月号

神権の鍵」『真理を守る』107-109

ビデオ―「神権の鍵の回復」

2:8

救い主の方法で教える

救い主は御自分の教会を導き,治めるために指導者を召し,任命されました(マタイ10:1-5参照)。若い女性が,自分たちに仕え,助けを与えるために召された人たちに感謝の気持ちを持てるように助けるにはどうしたらよいでしょうか。

ビデオ―「フォローアップの質問をする」

1:57

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経験を分かち合う

毎回のクラスの最初に,前回のレッスンで学んだことを生活に取り入れたときの経験について分かち合い,教え,証するように若い女性に勧めます。それによって個人の改心が促され,福音が日々の生活に関連していることを理解できるように助けることができます。

教義を導入する

今週のレッスンの導入をするために,以下のアイデアから選ぶか,自分自身でアイデアを考えます。

  • 若い女性に「神権の鍵とは何ですか」と尋ねた後,このアウトラインの最初の段落を読んでもらいます。神権を用いる際,どのように管理されているかを表すのに,という言葉が適切なのはなぜかを尋ねます。

  • 若い女性に,以下のような質問について深く考え,答えてもらいます。「神権の鍵とは何でしょうか。」「教会で神権の鍵を持つのはだれでしょうか。」『真理を守る』107-108ページの「神権の鍵」の項から,答えを探してもらいます。

一緒に学ぶ

以下の活動は,若い女性が神権の鍵について理解するのに役立つでしょう。御霊の導きに従って,クラスに最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。

  • 神権の鍵と権能はどこにあるのでしょうか」という話の中で ゲーリー・E・スティーブンソン長老は,神権の鍵を,車の鍵にたとえて説明しています。若い女性がこのたとえを読む際には,このたとえで何が神権を表し,何が神権の鍵を表し,何が鍵を持つ神権指導者を表しているかを考えるよう導いてください。若者たちはどのようにしたら「鍵を見つける」ことができるとスティーブンソン長老は言っているでしょうか。どうしたらその勧めに従うことができるでしょうか。神権の鍵を説明するのに使えるような,実物を用いた自分なりのレッスンを,若い女性たちに考えてもらいます。

  • 以下の参照聖句をホワイトボードに書きます―マタイ16:18-19;教義と聖約124:123,142-143教義と聖約132:7。若い女性に,聖句を読んでそこから神権の鍵について学べることを1文ずつにまとめて書いてもらいます。一人一人に自分の書いた文を声に出して読んでもらい,ほかの若い女性には,それがどの聖句についてまとめたものかを当ててもらいます。今日,地上に神権の鍵があることは自分たちにとってなぜ大切かを若い女性に答えてもらいます。

  • ボイド・K・パッカー会長の説教「十二使徒」の最初の3段落と,デンマークのある教会を訪れたときの物語について読んでもらいます(あるいは,ビデオ―「神権の鍵の回復」を見てもらってもよいでしょう)。これらの話から,神権の鍵について学べることをお互いに教え合ってもらいます。神権の鍵を持つ人々の奉仕を通して,若い女性はどのような祝福を受けてきたでしょうか。

    2:8
  • ダリン・H・オークス長老の説教「神権の鍵と権能」の第3段落を若い女性にそれぞれ読んでもらい,神権の鍵について学んだことを自分の言葉で短くまとめて書いてもらいます。時間を取って,書いたことを分かち合ったり,神権の鍵についての質問を尋ねてもらいます。

若い女性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。神権の鍵についてさらによく理解できたでしょうか。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。この教義にもっと時間を費やした方が助けになるでしょうか。

学んだことに従って生活する

今日学んだことに従って生活するにはどうすればよいか考えるように,若い女性に勧めます。例えば,以下のことを行うことができるでしょう。

  • ・神権の鍵を持つ人々の奉仕によって自分たちがどのように祝福されているかを見つける。

  • ・家族に,神権の鍵について学んだことを教える。

若い女性に来週の学習予定を伝えます。学ぶ備えをするために,彼女たちは何ができるでしょうか。例えば,来週のレッスンに関連した説教を読んだり,ビデオを見たり,聖句を研究したりすることができます。

関連する青少年の活動

若い女性がこのレッスンで学んだことを応用するためのミューチャルの活動を計画する。