2000–2009
全世界に対するわたしたちの
2006年10月


2:3

全世界に対するわたしたちの証

主は御自身の教会を豊かに祝福してくださっています。そして,わたしたちの義務は全力を尽くして前進することです。

わたしの愛する兄弟姉妹の皆さん,再び総大会に集うこの機会に,教会が引き続き強さと影響力を増していると報告できることをうれしく思います。24年前の1982年,わたしは日記にこう記しています。「将来,10月の総大会の衛星放送が,300か所以上で受信される日が来るだろう。つまり,ステークセンターが300か所以上になる日が来るのだ。そして,聖徒たちは国中から集まり,大会に参加するだろう。」

現在,教会が所有する衛星中継の受信施設は83の国に,6,066あるという報告を受けています。わたしは教会員が増しているだけでなく,世界中の末日聖徒に映像と音声を届け,コミュニケーションを取る手段が増していることに感謝しています。

さて,わたしたちは合衆国とカナダでバプテスマがもう少し増えるようにと望んでいます。世界中のどの国でも,同じことが言えるでしょう。しかし,約160の国の会員たちが携わる刈り入れの業はすばらしいものです。少し前まで末日聖徒がわずかしかいなかった地域にも,今では堅固なワードやステークが存在し,男女を問わず,忠実で有能な指導者がいます。

わたしたちが実際に訪問するには限界がありますが,その代わりに,大管長会,十二使徒定員会,七十人の兄弟たちは,世界中の多くのステークに,衛星放送を通じて語りかけることによって,それを補っています。

状況は変わりましたが,わたしたちのメッセージは変わりません。わたしたちが世界に伝えている証は,天が開かれ,永遠の御父である神とその御子,復活された主が御姿を現され,語られたということです。わたしたちは,永遠の祝福の鍵と権能を持つ神権が回復されたことを厳かに証しています。

わたしたちは最近カリフォルニア州サクラメントに神殿を奉献しました。カリフォルニア州で7番目,世界では123番目の神殿です。またソルトレーク地域で別の神殿の鍬くわ入れ式も行いました。

ソルトレーク・タバナクルの修復が予定どおりに進んでいると発表できることもうれしく思います。来春,タバナクル合唱団の歌声は再び,あの,他に類を見なばらしい建物から毎週流れるようになるでしょう。

教会は,テンプルスクウェアの環境を守るために,大規模な開発プロジェクトを行っています。多大な費用がかかりますが,什分の一基金からの支出が行われることは一切ありません。

しかしながら,聖徒たちの忠実さは,引き続き,什分の一やささげ物を納めることによって示されます。

要するに,主は御自身の教会を豊かに祝福してくださっています。そして,わたしたちの義務は全力を尽くして前進することです。

では,兄弟姉妹の皆さん,これから聖歌隊の歌を聞いた後で,兄弟姉妹たちのお話を聞くことにしましょう。このすばらし大会を始めるに当たり,この大会に終始の導きがあり,わたしたちの心があふればかりに満たされますように,イエス・キストの御名により祈ります,アーメン。