S・マーク・パーマー長老

中央幹部七十人

1992年，S・マーク・パーマー長老と妻のジャクリーンにとって，時間はとても貴重で限られたものでした。

当時，パーマー長老はステーク高等評議員として奉仕していました。また，仕事ではキャリアを積むために熱心に働いていました。パーマー姉妹の時間はどんどん足りなくなっていきました。パーマー家はアメリカ合衆国テキサス州オースティンの自宅で生後6か月の男の子を含む6人の子供たちを育てていました。

ステーク会長からテキサス州ダラス神殿でのワーカーとして奉仕するよう伝えられたとき，二人はこれ以上多くの義務を果たすことはできないと思いました。しかし，二人はその召しを受け入れて，祈りの気持ちで主の助けを求めたのでした。

月に一度，神殿で丸一日奉仕するためにバスで旅をすることは，犠牲と入念な計画が求められました。「しかし，それはわたしたちの生活にとてつもない祝福をもたらしました」とパーマー長老は述べています。

神殿で奉仕したことは，その後の神権の召しに自らを霊的に備えることになったと長老は付け加えて言っています。また，より良い夫や父親となる助けとなり，忙しい中でもバランスの取れた生活が送れるようになったのです。

「神殿に行くことは多くの場合，優先順位をリセットし，交わした聖約を思い起こす助けとなりました」と長老は述べています。

スタンレー・マーク・パーマーは1956年2月11日にニュージーランド・テプケでケネスとジル・パーマーのもとに生まれました。家族は長老がまだ幼い頃に教会に加わりました。長老はニュージーランド・ウェリントン伝道部で専任宣教師として奉仕しました。

オークランド大学で学士号を取得後，ブリガム・ヤング大学でMBAプログラムに在籍しました。ユタ州プロボに住んでいたとき，ブラインドデートでジャクリーン・ウッドという名の帰還宣教師に出会いました。1981年12月18日，二人はソルトレーク神殿で結婚しました。パーマー夫妻には6人の子供と9人の孫がいます。

パーマー長老は，不動産開発会社であるSMP Venturesの創設者兼社長です。これまで，ビショップ，ステーク会長，ワシントン州スポーケン伝道部の伝道部会長（2009－2012年），オーストラリア・シドニー南伝道部の暫定伝道部会長（2014年），地域七十人として奉仕してきました。