2017
証を得る方法
2017年7月


教会指導者からの答え

証を得る方法

このお話は2008年4月の総大会での説教を基に書かれました。

young woman

何の知識を得る場合でも最初の段階は,心から知りたいと望むことです。次の段階は,霊的な知識の場合,真剣に神に祈り求めることです。現代に与えられた啓示にはこうあります。「あなたは求めれば,啓示の上に啓示を,知識の上に知識を受けて,数々の奥義と平和をもたらす事柄,すなわち喜びをもたらし永遠の命をもたらすものを知ることができるようになるであろう。」(教義と聖約42:61

アルマは自分のしたことを次のように記しています。「見よ,わたしは自分でこれらのことを知ることができるように,幾日もの間,断食をして祈ってきた。そして,これらのことが真実であるのを,わたしは今,自分自身で知っている。主なる神が神の聖なる御霊によってこれらのことをわたしに明らかにされたからである。」(アルマ5:46

たとえ心から望んでも,証はただで得られるものではなく,行いが求められることを覚えておかなくてはなりません。イエスは教えられました。「神のみこころを行おうと思う者であれば,だれでも,わたしの語っているこの教が神からのものか,それとも,わたし自身から出たものか,わかるであろう。」(ヨハネ7:17

証を得るもう一つの方法は,ほかの知識を得るのと比べ,驚くべき方法に思えるでしょう。証を宣べることによって,証を得て,強められるのです。ひざまずいて祈るよりも,立って証をする方が,効果的に得られる証もあると提案した人もいました。

自分自身の証は信仰の基盤となります。そのため,証を得,強め,保つために行う必要のある事柄は,生活における霊的な面で欠かせないことなのです。すでにお話しした方法に加えて,毎週聖餐を取る必要があります(教義と聖約59:9参照)。そうすることで,「いつも御子の御霊を受け〔る〕」という貴い約束にふさわしくなるのです(教義と聖約20:77)。もちろん,その御霊こそわたしたちの証の源です。