備えよう
長老定員会に初めて出席した日
筆者はアメリカ合衆国カリフォルニア州在住です。
わたしは若く,長老になったばかりでした。長老定員会でわたしに何ができるでしょうか。実はたくさんのことがあったのです。
どんな様子かある程度予想していたので,長老定員会に行くのはそれほど不安ではありませんでした。それに,ワードの長老定員会にいる人たちを知っていました。友達のお父さんや,良い指導者としてわたしがすでに尊敬している人たちでした。彼らは,わたしが物事を理解できるよう喜んで助けてくれる人たちだと知っていたので,長老定員会の一員となることは心配していませんでした。
心配だったのは,レッスンに参加することでした。まず,自分よりも多くの人生経験と知恵を持つ人たちに,自分が何かできるとはとうてい思えませんでした。
異なっていても同じ
長老定員会は,神権定員会とはまったく異なります。同じような若者の集まりではなく,急に大人と一緒になります。最初の数回,わたしは何も発言しませんでした。自分が若すぎて,発言するほどの知識がないのではないかと心配していました。
しかし参加するにつれ,だんだん慣れてきて,何歳であろうとだれでも何かしら発言することができると気づくようになりました。みんなに福音について異なる経験があり,様々な原則について,理解のレベルはそれぞれ異なっています。
わたしにも分かち合えることがあった
ある日,救い主の贖いについて話しているとき,わたしは手を挙げました。主の贖いのおかげで,イエス・キリストがわたしたちを自由にしてくださるだけでなく,主と神に近づくのをどのように助けてくださるか話しました。天の御父とイエス・キリストと自分との関係,そして贖いに対する自分の理解が深まるにつれ,それがどのように強められたかについて話しました。クラスの後,ある男性がわたしのところへやって来て,わたしの発言に感謝を示してくれました。彼はわたしのような見方をしたことがなかったと言って,その意見がほんとうに良かったと言ってくれました。
ホームティーチングはすばらしい
長老定員会では,教師から学ぶだけでなく,御霊や定員会のほかの会員からも学びます。教えられている事柄について,様々な観点から見ることでさらに洞察を得られます。そのようにして,より良い主の弟子となれるのです。例えば,わたしは長老になってから,ホームティーチングが大好きになりました。数か月後宣教師となったときには,ホームティーチングと同じように人々を訪問して福音のメッセージを分かち合うようになるので,以前よりも真剣な気持ちで臨むようになったのだと思います。ただそこに座って同僚にすべてを任せていないで,わたしも訪問の準備をするようになりました。そして発言するようにしています。これは自分の伝道のよい準備であると分かっていますが,それだけでなくホームティーチングをさらに意義深いものにしてくれました。今では,ワードの人たちやホームティーチング先の人々にさらに感謝するようになりました。
わたしにできれば,あなたにもできる
長老定員会を怖がる必要はありません。学ぶテーマについてさらに知恵が与えられると大いに期待できます。さらに良い教師,指導者,主の僕になれると期待できます。それはほんとうにすばらしいことです。