2020
どうすれば「的のかなたに目を向け」るのを防ぐことができるか
2020年3月


『わたしに従ってきなさい:モルモン書』

どうすれば「的のかなたに目を向け」るのを防ぐことができるか

モルモン書ヤコブ4:1-4章(3月9-15日)

どうすれば「的のかなたに目を向け」るのを防ぐことができるか

預言者ヤコブは,「的のかなたに目を向けた」ためにユダヤ人は霊的に盲目になったと教えています(モルモン書ヤコブ4:14)。どうすれば的のかなたに目を向けるのを防ぐことができるでしょうか?

的とは何か

「〔ある者たちは〕『的のかなたに目を向け』たために盲目となりました(モルモン書ヤコブ4:14)。この場合,的とはキリストです。」

Elder Neal A. Maxwell (1926–2004) of the Quorum of the Twelve Apostles, “Jesus of Nazareth, Savior and King,” Ensign, May 1976, 26参照

的のかなたに目を向けるとはどういう意味か

アーチェリーでは,的を射るには的にねらいを定めなければなりません。的のかなたに目を向けていては,外してしまいます。新約聖書に出てくる「罪」に当たる言葉が,「的を外す」という意味のギリシャ語「hamartia」に由来するのは,そのためかもしれません。モルモン書ヤコブ4:14で指摘されているユダヤ人の罪とは,何だったのでしょうか?

的を射るにはどうすればよいか

「自分の関心や思いや努力の中心が,全能の神に対する愛を増し加えることと他の人々に心を向けることにあるなら,わたしたちは自分が正しい的を見つけて,イエス・キリストの真の弟子となるという,的の中心にねらいを定めていることが分かるのです。」

十二使徒定員会 ディーター・F・ウークトドルフ長老「中心にねらいを定める」『リアホナ』2017年1月号,5

第3週

イラスト/Getty Images