マックスのためにいのる
わたしが6才のとき,ワードの老夫婦がかい犬のマックスの新しい家となるゆずり先をさがしていました。わたしの家族ならマックスを愛せることをかれらは知っていました。そのため,わたしの家族が引き取ることになりました。
その数週間後,友人たちがわたしたちの家に何日かたいざいすることになりました。遊びざかりの子供たちが家中を走り回りました。
でも,マックスは居心地の良い,静かな家になれていました。うるさい子供たちでいっぱいの家は,マックスをとても不安にさせました。ある日,わたしたちが遊んで笑っているとき,突然マックスがいなくなっていることに気がつきました。
マックスがどこに行ったのか,あちこちさがし回りました。お母さんが運転する車で近所を回りながら,わたしはなみだが出そうになっていました。マックスの最初のかい主の所にも行きました。でも,どこにも見つかりません。
家に帰ると,だれかが「マックスのためにいのろう!」と言いました。わたしたちは輪になってひざまずき,簡単なおいのりをしました。天のお父様に,どこをさがせばマックスが見つかるのかアイデアをくださいとお願いしました。
「アーメン」と言ったとたん,クローゼットから犬のほえる声が聞こえました。マックスでした!
天のお父様はわたしたち一人一人をごぞんじで,愛してくださっています。わたしたちのいのりの答えはいつもすぐに来るわけではありません。また,天のお父様は必ずしもわたしたちの望むような方法でいのりにこたえてくださるわけでもありません。でも,そのようにしてわたしたちの信仰とにんたいが育まれるのです。
何か問題があるとき,またはただ話したいとき,天のお父様はいつでもあなたの声に耳をかたむけてくださいます。