『わたしに従ってきなさい』
あなたのリストには何が書かれていますか?
欲しい物のリストを作る手を休めて,必要な物を手に入れましょう。
今年のクリスマスにあなたがほんとうに欲しいものはなんですか?単なるプレゼントの話ではありません。あなたがほんとうに必要なものは何ですか?
ここでいう必要なものとは,生きていくために不可欠のものです。クリスマスの時期,わたしたちは物質的な欲しいものに注目しがちですが,霊的に必要なものについてはどうでしょうか。
必要な贈り物
わたしたちの霊は常に様々なものを必要としています。聖文研究や祈りといった贈り物はそうした必要を満たす助けとなりますが,わたしたちの霊は状況によってそのほかにも必要とするものがあります。ここでは,世界中の青少年から寄せられた,それぞれが見つけた霊的に必要なそのほかの「贈り物」についての話をまとめました。これらの話を読みながら,自分の霊はどのような贈り物を必要としているか考えてみてください。
友達という贈り物
アメリカ合衆国アイダホ州に住む15歳のロエタ・Mは,教会について学んでいるとき,自分には良い友人が必要であることを知りました。「聖餐会,クラス,そして若い女性に参加し始めたとき,すぐにたくさんの親切な人たちに優しい交わりの場に迎え入れてもらいました。すべての活動に招かれ,新しくできた友達は神の計画に従うことを勧めてくれました。彼らはわたしが霊的な目標を定め,達成するのを助けてくれました。」宣教師からさらに多くのことを学び,教会の友人たちとのつながりを深めた後,ロエタはバプテスマを受ける決意をしました。ロエタは言います。「こんなに善良な人たちと出会えてほんとうに感謝しています。そして,こんなにすばらしい過程を経験して問題なく教会に入れたことを幸せに思います。」
セミナリーという贈り物
チリに住む16歳のフアン・Rは,セミナリーが自分にとって必要なものであることを知りました。「セミナリーでわたしは真理を学び,御霊から知恵を授かります。御霊を感じるときにはいつも,自分はその瞬間に神が望んでおられる場所にいるのだと分かります。セミナリーに参加しているとこのように感じるので,そこにいることがわたしにとって重要であると知っています。参加すれば必ず自分が抱えている質問や疑問に対する答えが得られることを,わたしは知っています。」
奉仕という贈り物
アメリカ合衆国テキサス州に住む16歳のジュリー・Sは,自分に召しが必要であることを知りました。「最近ワードの指揮者に召され,教会に絶対遅刻できなくなりました。わたしの家族にとって時間を守ることはなかなかたいへんです。この召しのおかげで,音楽が大好きなわたしはたくさんの喜びを得ています。それだけではなく,家族の日曜日が少しだけ慌ただしくなくなり,計画的になっています。」
福音という贈り物
トルコに住む19歳のサム・Dは,自分の人生に欠けていたのは教会であったことを知りました。「わたしは16歳でバプテスマを受け,それから初めて自分の人生をほんとうに生きるようになりました。すべてがより鮮明になったのです。生きる目的ができたのです。」
どんな贈り物が必要ですか?
この青少年たちは,証を育み,より幸せになり,より神に近づくために必要なものを見つけることができました。彼らの経験を読んだ後,あなたの霊がどのようなものを必要としていると気づきましたか?リストを作って把握しましょう。
贈り,受け取る
あなたの霊が必要としているものを特定できたら,どのようにそれを満たせばよいでしょうか。
必要なものを得るための目標を設定することから始めましょう。新しいことを成し遂げたいとき,目標を設定することはとても良い方法です。始めるために,子供と青少年のプログラムをぜひ活用しましょう。
あなたの必要を満たすために,あなたの家族,そしてワードや支部という家族にも助けを求めるとよいでしょう。モロナイの時代にも,教会の集会を行うおもな理由は「人の幸いについて互いに語り合うため」(モロナイ6:5)でした。
そしてもちろん,天の御父は,あなたの霊的な必要を満たし,神を信じる信仰を育む助けをしたいと願っておられます。天の御父に祈るなら,自分に何が必要か,どのような目標を設定できるか分かるよう,御父が助けてくださいます。
今年のクリスマスは,あなたの霊が必要としているものをだれかが当ててくれるのを待つのではなく,自ら目標を設定して,必要な贈り物を自分自身に贈りましょう!でも,目標を達成するために必要なら,助けを求めることをためらわないでください。また,今は与える季節ですから,ほかの人の霊的な必要を満たす手伝いとして何ができるか探してみてください。
世界中のロエタやサムのような人たちを忘れないでください。あなたが福音のメッセージを分かち合わなければ,あなたの周囲の人たちは,幸せになるために,そして自分の目的を見いだすために自分に何が必要なのか,何が欠けているのか気づかないままかもしれません。それ以上のクリスマスの贈り物はないでしょう!