2020
モロナイ書からどのようなことが学べるでしょうか
2020年12月


わたしに従ってきなさい—モルモン書

モロナイ書からどのようなことが学べるでしょうか

モロナイ1-6章

11月30日-12月6日 

モロナイ書からどのようなことが学べるでしょうか

モロナイは激動の時代に生きていました。ニーファイ人の滅亡を目の当たりにし,父親は戦いで死に(モルモン8:3参照),キリストを否定しないニーファイ人はすべて殺されました(モロナイ1:2参照)。モロナイも「キリストを否定し〔ません〕」でした(モロナイ1:3)。命の安全のために逃れ,長年隠れて生活しました。

「もう少し書き記すことにする」(モロナイ1:4

版に書き記すことはもうないと考えていたモロナイですが,この時期,主の御心はモロナイが「将来いつかわたしの同胞……のために価値をもたらすと思われることを,もう少し書き記すこと」(モロナイ1:4)でした。

モロナイは何を書いたか

モロナイはモルモン書に第8章と第9章を加え,モルモンの版にエテル書を短くまとめたものを収め,そして自分自身の書(モロナイ書)を加えました。

モロナイの書き記したものには,わたしたちにとってとても価値のあることがたくさん含まれています。モロナイは教会の務めについて記し(モロナイ1-6章参照),父モルモンの教えを加え(モロナイ7-9章参照),自身の最後の証を記録しました(モロナイ10章参照)。

モロナイはなぜ書いたのか

モルモン書の神聖な目的を知っていたモロナイは,何を書き記すか注意深く選ぶ必要がありました。モロナイ書を読み終えた後,なぜモロナイがそこに収められている事柄を記録することを選んだのか考えてみてください。モロナイは何が必要不可欠だと感じていたのでしょうか。モロナイの最後の証は,モルモン書に対するあなたの気持ちにどのような影響を与えますか。