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家族歴史の祝福と重要性―預言者と使徒からの最近のメッセージ
生ける預言者が最近,家族歴史についてソーシャルメディアで教えたことを見てみましょう。
ラッセル・M・ネルソン大管長は,幕の両側でイスラエルの集合を助けることの大切さについて度々教えてきました。家族歴史に携わることは,その偉大な業に不可欠です。ネルソン大管長は次のように教えています。
「この地上に来るすべての人は脈々と続く先祖の子孫として誕生します。わたしたちは生来,先祖との結びつきを求める気持ちを持っています。この願望は年齢にかかわらず人の心に宿っています。
祖母が家族の情報をコンピューターに入力するのを若い女性が助けるとき,あるいは若い男性が国勢調査記録から曽祖父の名前を見つけるときに築かれる霊的な結びつきについて考えてください。心を先祖に向けるとき,わたしたちの内部に何かの変化が起きます。自分より偉大な何かの一部を感じます。わたしたちは神殿の聖なる儀式を通して先祖と結ばれるときに,家族との結びつきを求める生来の切なる思いが満たされます。……
預言者ジョセフ・スミスはこのように語りました。『わたしたちがこの世で神から受けている最も大きな責任は,死者を探し求めることです。』 新しい科学技術によって,この責任は果たしやすくなりました。……
ところで,コンピューターを利用できない人やこの科学技術を使いたくない人はどうなるのでしょうか。心配は要りません。順を追って進めましょう。まずは家庭からです。ボイド・K・パッカー会長の提案に従って空のダンボール箱を一つ用意することから始めます。あなたと家族に関する大切な情報を箱に入れます。家族から集めた資料も箱に入れます。次に,ワードか支部の家族歴史相談員に支援を求めます。……
これは楽しい業です。……
神殿・家族歴史活動には幕のかなたの人々に祝福をもたらす力がありますが,生者にも同じ祝福をもたらす力があります。この活動に携わる人々を精錬する力です。彼らは文字どおり,先祖と家族を高く上げる助けをしているのです。」1
ソーシャルメディア上の教会指導者の次の言葉は,家族歴史の祝福と重要性についてさらに学ぶ助けとなります。
救い主を信じる信仰に基づいて行動した人々の例
「『お話をして』というのは子供たちからよくある要請です。架空の物語やおとぎ話を分かち合うのは楽しいかもしれませんが,代わりに,イエス・キリストを信じる信仰を示す物語や,子供たちを高貴な先祖に結びつける物語を子供たちに話してみてはいかがでしょう。何年も前,クリステンとわたしは,親戚や先祖の話でいっぱいの自分の家族の物語集を作ることにしました。家族と一緒にそれを読むのが大好きです。
救い主,主の指導者,そして主の福音の原則を信じる信仰に基づいて行動した人々の模範を,自分の家族歴史から,集めてまとめるようお勧めします。説教の記録や家族歴史から物語を引き出したり,幼いころに聞いた話を取り出すのも良いかもしれません。文書を作成し,分かち合います。そうすることで,あなたとあなたの家族は心を先祖に向けることができます。」
ダリン・H・オークス管長,Facebook,2021年1月14日,facebook.com/dallin.h.oaks
この偉大な業において果たすべきあなたの役割
「わたしたちは皆,主の業において役割があります。家族歴史と神殿活動に携わることは,あなたが神と神の家族,そして神の目的を気にかけいるということを神に示していることになります。あなたが天の御父とのきずなを築くなら,御父もあなたとのきずなを築いてくださいます。」
ジェフリー・R・ホランド長老,Facebook,2021年2月7日,facebook.com/jeffreyr.holland
自分の家族とつながる
「妻のメアリーのおかげで,音楽はわたしたちの家庭や家族にとって常に大切な要素でした。数年前のルーツテック大会で,メアリーと何人かの孫たちは,音楽に対するわたしたちの愛と家族に対する愛の両方を結びつけた歌を分かち合いました。
〔その〕歌は,『子孫の心を先祖に向けさせる』というメッセージを伝えています(教義と聖約110:15)。それは孫たちに特別重要なものとなりました。ルーツテックカンファレンスは,孫たちが興味をもつきっかけとなり,自分の先祖を見つけ,先祖とつながりを持とうとする気持ちを育むものとなりました。
わたしたちは皆,自分に先立つ世代と,あとに続く世代に対して責任を負っています。わたしたち一人一人が,自分の家族とつながりを持つ方法をたゆまず見いだしてくれることを祈ります。」
クエンティン・L・クック長老,Facebook,2021年2月19日,facebook.com/quentin.lcook
小さな,簡単なこと
「救い主はしばしば御自分の業を『大いなる驚くべき』(教義と聖約12:1),または『驚くべき業と不思議』(2ニーファイ27:26)と表現しておられます。そしてわたしが魅かれるのは,主がその業を,皆さんやわたしを含む「小さな,簡単なこと」を通して成し遂げられるということです。
ほかの責任が何であれ,わたしたちは皆,聖約を交わして守ることによって自分自身を救い主に結びつけるよう天の御父の子供たちを招く機会があります。
ラッセル・M・ネルソン大管長は,『幕の両側で,だれかが聖約を交わして守るのを助けることを行うときはいつでも,イスラエルを集めているのです』と言われました(『Hope of Israel』,世界ユースディボーショナル, 2018年6月3日)。これは地上で最大の大義であり,実行可能なことでもあります。それは,わたしたち自身が救い主につながれることから自然に派生されます。
皆さんはそう思わないかもしれませんが,わたしたち一人一人は,ほかの人たちがイエス・キリストを信じる信仰を増し加える助けをするうえで,実に計り知れない影響力を持つことができます。今日,何ができるかを考えるようお勧めします。」
クエンティン・L・クック長老,Facebook,2021年7月19日,facebook.com/quentin.lcook
個人のストーリーを見いだす祝福
「1999年,わたしは幸運にも教会のファミリーサーチウェブサイトの立ち上げに参加しました。当時教会の大管長だったゴードン・B・ヒンクレー大管長は,わたしがいつもすばらしいと感じてきた勧告の言葉を幾つか分かち合いました。『家族の永遠の性質に関する教義は,わたしたちの教えの中で最も重要で神聖な教えの一つです。家族歴史を理解しようと努めることは,人生を変える可能性があります。家族に一致と結束をもたらす助けとなります。過去を理解することは,若い人たちに生きがい,敬意を払う受け継ぎを与えるのに役立つ何かがあります。』
これらの言葉は今日にも当てはまり,わたしが初めて聞いたときから22年の間に,系図上の事実を見いだすだけでなく,個人のストーリーを見つけることまで,先祖を探し出すことから,だれもが享受してきた社会的,霊的な恩恵に驚嘆してきました。これらの物語は,わたしたちにとって,道を備えてくれた人々とのつながりや居場所,目的を築くために大いに役立つことでしょう。」
D・トッド・クリストファーソン長老,Facebook,2021年2月23日,facebook.com/dtodd.christofferson
あなたはどこから来て,だれのもとから来たのか
「自分が何者であり,どこから,だれのもとから来たのかを見いだし,それを受け継ごうとするとき,主なるイエス・キリストがどのようなお方なのかを知るようになります。そしてわたしは清さと平安,物の見方と目的を見いだし,神の家族の中に力と場所を見いだします。」
ウリセス・ソアレス長老,Facebook 2022年3月5日,facebook.com/soares.u
過去と現在の組み合わせ
「どのような家族のストーリーから力を得られますか。どのような伝統を守っていますか。何も思い浮かばなくても,落胆しないでください。それらを見いだすようお勧めします。家族歴史は遠い昔の話ではないことを覚えておいてください。過去と現在が組み合わさって,皆さんは特別な存在となっています。」
ウリセス・ソアレス長老,Facebook 2022年3月2日,facebook.com/soares.u