地上にいる責任能力のある人は皆,誘惑を受けます。救い主でさえ誘惑を受けられました。しかし,救い主に罪を犯すことなど可能だったのでしょうか。ハワード・W・ハンター大管長(1907-1995年)はこう教えています。「もしイエスがサタンの誘惑に負けることがまったくあり得なかったとしたら,そこには真の試しは存在せず,結果として真の勝利もなかったでしょう。……主は完全で罪のない御方でした。しかしそれは,そうでなけれはならなかったからではなく,イエスが明確に,断固としてそうなることを望まれたからなのです。」(「キリストが受けたもうた誘惑」『聖徒の道』1977年2月号,51-52参照)
救い主がどのように誘惑を退けられたかについて,次の教会指導者の教えから学べることを見てみましょう。