「何十年もの献身的な奉仕:ラッセル・M・ネルソン大管長の教えから」『リアホナ』2024年9月号
何十年もの献身的な奉仕:ラッセル・M・ネルソン大管長の教えから
100歳を迎えたネルソン大管長は,使徒として40年間奉仕してきました。以下に,大管長時代の教えの一部を紹介します。
「目標を念頭に置いて始め〔る〕」
「わたしたちの目標とは,主の宮で力を授けられ,家族の結び固めを受け,神殿で交わした聖約に忠実であるよう努力することです。そうすることで,神の最も大いなる賜物,すなわち永遠の命を受けるのにふさわしくなることができるからです。神殿の儀式とそこで交わす聖約は,皆さんの生活や夫婦関係,家族をより堅固なものとし,サタンの攻撃に抵抗する能力を高める鍵です。神殿で礼拝し,そこで先祖のために奉仕するとき,皆さんは祝福され,よりいっそうの啓示と平安を受け,聖約の道にとどまるという決意をさらに確固としたものにすることができます。」
「ともに前進するにあたり」『リアホナ』2018年4月号,7
日々悔い改める
「日々欠かさず悔い改めに取り組むことほど,霊を自由にし,気高くするもの,言い換えればわたしたち個人の進歩に不可欠なものはありません。悔い改めは一つの出来事ではなく,一連の過程であって,幸福と心の平安を得る鍵です。信仰と相まって,悔い改めはイエス・キリストの贖いの力に手を伸ばせるようにしてくれます。」
「行いを改善し,より良くなれます」『リアホナ』2019年5月号,67
聖約を交わして守る
「神と聖約を交わしてそれを守るすべての男女と,ふさわしい状態で神権の儀式に参加する男女は皆,神の力に直接あずかることができます。主の家でエンダウメントを受けた人は,聖約を交わしたことによって神の神権の力の賜物を受け,同時に知識の賜物も受けて,その力に頼る方法を知るようになります。」
「霊の宝」『リアホナ』2019年11月号,77
主の声を聞く
「わたしたちが不安と恐怖に取り囲まれるとき,最も助けとなるのが御子に聞くことだと,御父は御存じです。
御子に聞こう——心から聞こう——とするときに,どのような状況でも行うべきことを知るように導かれるからです。」
「彼に聞きなさい」『リアホナ』2020年5月号,89
神に勝利を得ていただくことを選ぶ
「イスラエルという言葉のヘブライ語の定義を念頭に置くと,イスラエルの集合が新たな意味合いを帯びることが分かります。主は,人生の中で進んで神に勝利を得ていただこうとする人々を集めておられるのです。主は,神を人生の中の最も重要な影響力とすることを選ぶ人々を集めておられるのです。」
「神に勝利を」『リアホナ』2020年11月号,92
世に打ち勝つ
「世に打ち勝つというのは,一朝一夕で成し得ることではありません。キリストの教義に繰り返し従いながら,生涯にわたって行っていくことなのです。わたしたちは,日々悔い改め,力を授けてくれる聖約を守ることで,イエス・キリストを信じる信仰を育みます。また,聖約の道を歩み続け,祝福として,霊的な強さや個人の啓示,深まる信仰,天使の働きを受けます。キリストの教義に従って生活すると,最も力強い好循環が始まり,生活に霊的推進力が生まれるのです。」
「世に打ち勝ちなさい。そうすれば,休みが与えられるであろう」『リアホナ』2022年11月号,97
平和をつくり出す人になることを選ぶ
「争いは御霊を遠ざけます。いつでもそうです。争いは,衝突することこそが意見の相違を解決する方法だという誤った考え方を助長しますが,決してそうではありません。争いは選択です。平和をつくり出すことも選択です。皆さんには選択の自由があり,争いを選ぶことも,和解を選ぶこともできます。どうか,今も,そしていつも,平和をつくり出す人になることを選んでください。」
「平和をつくり出す人が必要です」『リアホナ』2023年5月号,100
日の栄えの考えを抱く
「選択するときには,長い目で,永遠の観点から見るようお招きします。イエス・キリストを第一にします。皆さんの永遠の命は,主と主の贖罪に対する信仰にかかっているからです。また,主の律法に対する皆さんの従順さにもかかっています。従順は,今日皆さんを喜びに満ちた生活へ,そして明日は壮大な永遠の報いへと導いてくれるのです。」
「日の栄えの考え」『リアホナ』2023年11月号,118