「ジョセフ・スミス-歴史1:1-26 概要」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「ジョセフ・スミス-歴史1:1-26」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
ジョセフ・スミス-歴史1:1-26
概要
若くして,ジョセフ・スミスはイエス・キリストに従うことを望み,どの教会が正しく,どの教会に所属するべきかを知りたいと思いました。探し求めていたジョセフは自宅近くの森に行き,神に尋ねました。その答えとして,天の御父とイエス・キリストがジョセフに御姿を現され,地上における神のまことの教会の回復が始まりました。最初の示現のこの経験を皆に伝えると,ジョセフは迫害の的となりました。しかし,それによって天の御父とイエス・キリストが御姿を現されたという彼の確信が揺らぐことはありませんでした。
教える準備
以下の情報は,各課の事前準備に必要なもののアイデアを教師に提供するものです。
ジョセフ・スミス-歴史1:1-14
この課の目的:この課は,生徒が神から真理を学ぼうとする中でジョセフ・スミスの模範に従う助けとなります。
-
生徒の準備:ジョセフ・スミスの家族は定期的に聖書を研究し,祈り,宗教について話し合っていたことを生徒に説明します。生徒に,家庭で経験する福音の教えについて深く考えてもらいます。その後,家庭を中心とした福音学習からどのような影響を受けてきたか,またはそれが現在または今後家庭にどのような祝福をもたらすと感じているかを,生徒に発表してもらう時間を取るとよいでしょう。
-
ビデオ:「回復」(19:12;タイムコード1:15-15:34を見ます)
ジョセフ・スミス-歴史1:15-20
この課の目的:この課は,ジョセフ・スミスの最初の示現によって明らかにされた,天の御父とイエス・キリストについての重要な真理を生徒が理解するのに役立ちます。
-
生徒の準備:クラスが始まる前に,生徒にジョセフ・スミス-歴史1:15-20の一部またはすべてを暗記してもらうとよいでしょう。聖句の場所と重要語句だけを暗記するか, 16-17節を,もしくは15-20節の大半を暗記するかのいずれかから選びましょう。暗記する前に,最初の示現の真理の証人のために祈るよう生徒に勧めます。
-
ビデオ「神に願い求める:ジョセフ・スミスの最初の示現」(6:35)
ジョセフ・スミス-歴史1:21-26
この課の目的:この課は,天の御父とイエス・キリストがジョセフ・スミスに御姿を現されたことを聖霊が証してくださるのを感じる機会を生徒に提供します。
-
生徒の準備:生徒に,ニール・L・アンダーセン長老の勧めに従って,ジョセフ・スミス-歴史1:16-17を読んで録音してもらいます。そうすれば,ジョセフ・スミスの証を自分の声で聞くことができます(ニール・L・アンダーセン「ジョセフ・スミス」『リアホナ』2014年11月号,30参照)。
-
ビデオ:「預言者ジョセフ・スミス―模範による教師」(16:32;タイムコード10:39-11:59と,タイムコード11:59-14:09を見ます);「ジョセフ・スミスの最初の祈り」(4:08)
-
生徒のための資料:説教「最初の示現が結んだ実」(ディーター・F・ウークトドルフ『リアホナ』2005年5月号,36-38)と,「ジョセフ・スミスは神を見た」(ジョセフ・F・メリル『リアホナ』2015年12月号,70-71)を複数部