「ジョセフ・スミス-歴史1:1-14:『神に願い求める』」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「ジョセフ・スミス-歴史1:1-14:『神に願い求める』」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
若くして,ジョセフ・スミスはイエス・キリストに従うことを望み,どの教会が正しく,どの教会に所属するべきかを知りたいと思いました。しかし,様々な教会がそれぞれの教えを説いており,まだ若いジョセフはなかなか真理を見分けることができませんでした。このレッスンは,生徒が神から真理を学ぼうとする中でジョセフ・スミスの模範に従う助けとなります。
若いうちに,ジョセフ・スミスは自分の魂の安寧を心配していました。地域社会の中でも,スミス家でも,救いに必要な真理が含まれているのはどの教会かについて,意見が分かれていました。
ジョセフ・スミス-歴史1:5-10を読み,様々な宗教の中からジョセフが神の真理を見いだすのが難しかった理由を見つけてください。
学習帳に次の表を作成し,4つの欄に以下のように書き込んでください:
ジョセフが神に質問したこと
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わたしが神に質問したいこと
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ジョセフが行ったこと
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わたしが行おうと思うこと
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ジョセフ・スミス-歴史1:8,10で読んだことを振り返ってください。ジョセフの疑問と行動を,4つの欄のうちの適切な欄に書きます。
何が真実かを知ろうと努めるとき,ラッセル・M・ネルソン大管長の次の招きに従うとよいでしょう:
「預言者ジョセフ・スミスは規範を示してくれました。わたしたちはその規範に倣って疑問を解消することができます。……
同様に,皆さんが求めることで,何が開かれるでしょうか。皆さんはどんな知恵に不足していますか。どんなことを知り,理解することが,差し迫って必要であると感じていますか。預言者ジョセフの模範に従ってください。」(ラッセル・M・ネルソン「教会のための啓示,わたしたちの人生のための啓示」『リアホナ』2018年5月号,95)
ネルソン大管長から学べる一つの真理は,ジョセフ・スミスの模範に従えば,自分で神の真理を学ぶことができる,ということです。ネルソン大管長が問いかけた質問について深く考えてください。あなたなら,それらの質問にどのように答えますか。自分が抱えている幾つかの疑問について深く考え,学習帳に書いた表の「わたしが神へ質問したいこと」の欄に書いてください。
レッスンで「ジョセフ・スミス-歴史」の学習を続けている間,学習帳の表に書き込み続けてください。ジョセフの模範に従って,あなた自身の疑問に対する答えを見つける方法を探してください。「わたしが行おうと思うこと」の欄に,受けた印象であなたを行動へと促すものを書き留めてください。
ジョセフ・スミス-歴史1:11-14を読み,神の真理を学ぶためにジョセフが取ったその他の行動を見つけてください。見つけたことを「ジョセフが行ったこと」の欄に書くとよいでしょう。
ジョセフが抱いていたその他の疑問や,神からの答えを見つけるために取ったその他の行動については,ChurchofJesusChrist.orgにあるビデオ「回復」のタイムコード1:15-15:34を見るとよいでしょう。
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どの教会に所属すればよいか分かっていなくても,ジョセフが神について分かっていたことは何でしょうか。(「霊的な知識を得る」『マスター教義に関する基本文書』第2-3段落参照)
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わたしたちが真理を見いだすのを,神がそれほどまでに進んで助けてくださるのはなぜだと思いますか。(ジョセフ・スミス-歴史1:11参照)
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ジョセフが取った行動で,自分でもやってみたことがあるものはどれですか。試してみたいことはありますか。
ネルソン大管長が「預言者ジョセフの模範に従う」よう招いた言葉を思い出してください。ジョセフの模範に従って真理を探し求めるためにんなことができるかを深く考える際,天の御父に助けを求めてください。
学習帳の「わたしが行おうと思うこと」の欄に,ジョセフ・スミスの模範に従う方法を一つか二つ書いてください。神に答えを求める際には,これらの行動をどのように実行するかについての具体的な方法を含めてください。計画したことを親しい友達や家族に話すとよいでしょう。最良の計画であっても,望ましい結果を得るには時間がかかることを覚えておくことが重要です。学習帳と「ジョセフ・スミス-歴史」に定期的に戻り,自分はできているかを評価してください。