「第165課—疑問のために個人の啓示を求める」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「疑問のために個人の啓示を求める」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
第165課:マスター教義:疑問の答えを見つける
疑問のために個人の啓示を求める
霊的な知識を得る,第1部
天の御父は御自分の子供たちを愛しておられ,わたしたちが御自分のようになることを望んでおられます。主について学ぼうと努力するならば聖霊を通してわたしたちの思いと心に真理を明らかにする,と天の御父は約束してくださっています(教義と聖約8:2;モロナイ10:5参照)。この課では,聖霊を通して神から導きと啓示を受ける方法を生徒が理解してもらいます。
ラッセル・M・ネルソン大管長は,わたしたちが直面する困難や影響を霊的に乗り切るための方法を一つ教えてくれました:
20:27
「ソーシャルメディアに常にさらされ,24時間やむことのないニュースの嵐が容赦なく襲いかかります。真理を攻撃する無数の声や人の哲学をふるいにかけたいと思うなら,啓示を受けられるようにならなければなりません。……
導き,指示し,慰める,変わることのない聖霊の影響力がなければ,これから先,霊的に生き残ることはできなくなるでしょう。
愛する兄弟姉妹の皆さん,啓示を受ける霊的な能力を伸ばすように,切にお願いします。」(ラッセル・M・ネルソン「教会のための啓示,わたしたちの人生のための啓示」『リアホナ』2018年5月号,96)
モーサヤ4:9と教義と聖約38:1-3を読み,神から導きを受けたいという気持ちにさせてくれる神の特質を見つけてください。
『マスター教義に関する基本文書』の「霊的な知識を得る」の項の第1-3段落をよく読んでください。霊的な疑問に対して神からの答えを得るために何ができるかを説明している言葉に下線を引きます。
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疑問の答えを神から頂く能力を伸ばすためにできることとして,あなたは何を学びましたか。
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その行動が,聖霊を通して啓示を受けられるようになるために重要なのはなぜだと思いますか。
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個人の啓示を受けるということについて,あなたはどのような経験をしたことがありますか。啓示を受ける備えとして,どのような行動が役に立ちましたか。
レッスンの最初に学んだ,「啓示を受ける霊的な能力を伸ばすように,切にお願いします」(「教会のための啓示,わたしたちの人生のための啓示」,96)というネルソン大管長の勧告を,思い出してください。
今日,この勧告に従うのに役立つどのようなことを学び,感じたか,深く考えてください。聖霊を通して個人の啓示を受ける能力を伸ばすために,今後何をするかを学習帳に書いてください。