「第186課—健全な思考パターンを身につける:イエス・キリストはわたしたちが無益な考えを正すのを助けてくださる」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「健全な思考パターンを身につける」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
思考は感情や行動を大きく左右することがあります。救い主を自分の思考プロセスに招き入れるとき,主はわたしたちが不健全な思考を克服できるよう助けてくださいます。この課は,生徒が自分の考えに対する自己認識を養い,健全な思考パターンを確立できるようにします。
教義と聖約6:36を読み,主がわたしたちに何を行うよう招いておられるか見つけましょう。
この聖句について,ラッセル・M・ネルソン大管長は次のように教えています。
「救い主とその福音に焦点を絞る必要があります。あらゆる思いの中で主を仰ぎ見ようと努めるには,精神的な強さが求められます。しかし,そうするなら,わたしたちの疑いや恐れは消え去るのです。」(ラッセル・M・ネルソン「イエス・キリストの力を生活に取り入れる」『リアホナ』2017年5月号,41)
無益な思考パターン
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説明
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例
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レッテル貼り
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起こったことに対して,大ざっぱなあるいは不正確な推測をして反応する。
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「わたしはこの課題で不合格だった。わたしは計算ができないんだ。」
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結論の飛躍
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他人の考えを憶測したり,最悪の結果を想定したりする。
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「きっと,彼らはわたしのことを笑ってるんだろうな。」
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マイナス思考(プラスの否定)
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ポジティブな経験を大したことではないと考え,一切認めようとしない。
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「両親はわたしによくやったと言ったけど,わたしが自分のミスを気にしないように気遣ってくれているだけさ。」
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拡大解釈,過小解釈
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自分の弱点を大げさに言ったり,他人の長所と比較したりする。
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「人と話すのが苦手だし,話せたとしても,わたしは彼ほど面白くない。」
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出来事
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あなたが抱くかもしれない,無益な,または的確でない考えにはどのようなものがありますか。
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友人がそのような考えを抱いていたら,あなたはその友人に何と言いますか。
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救い主はその考えをどのように正されるでしょうか。
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知り合いがだれもいない集まりに行った。
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気の合わない人と一緒に過ごさないといけない。
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だれかが教会を批判するのが聞こえた。
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一生懸命勉強したテストの結果が良くなかった。
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