「裁判,十字架の刑,埋葬」『イースター学習計画』(2024年)
3月29日(金)
裁判,十字架の刑,埋葬
「もしも,あなたがたが,人々のあやまちをゆるすならば,あなたがたの天の父も,あなたがたをゆるして下さるであろう。」(マタイ6:14)
一方的な裁判が繰り広げられた末,イエス・キリストは十字架による死刑を宣告されました。ローマ兵らはイエスをあざけり,鞭打ち,十字架に釘で打ちつけました。ところが,イエス・キリストは彼らを罪に定めることなく,「彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか,わからずにいるのです」(ルカ23:34)と,御父に願われました。イエスは最も暗い瞬間にさえ,愛と贖いについて語られたのです。息を引き取る間際,イエスは御父に向けて言われました。「すべてが終った。」(ヨハネ19:30)ローマの百卒長やともにいた人々は,思いも寄らない証言をしました。「まことに,この人は神の子であった」と(マタイ27:54)。イエスが成し遂げられたことは,当時と同じく,今日にあっても畏敬の念を抱かせるものです。
2022年,ラッセル・M・ネルソン大管長は,わたしたちが霊的な推進力を維持できるよう,私生活で争いをやめ,赦すだけでなく赦しを求めるよう提案しました。
「もう一度言います。皆さんの生活の中での対立を終わらせてください。赦すことと,赦しを求めることの両方に必要な,謙遜さ,勇気,強さを働かせてください。……
……皆さんの重荷になっている個人的な対立を終わらせるように努めることをお勧めします。贖罪についてイエス・キリストに感謝すること以上にふさわしい行動があるでしょうか。今は赦すのが無理だと思われても,皆さんの助けになるイエス・キリストの贖いの血による力を願い求めてください。皆さんがそうするときに,個人的な平安と霊的推進力のほとばしりがあることを,わたしは約束します。」「霊的推進力」『リアホナ』2022年5月号,100
読み,深く考える
人生にあって,自分自身と他の人々に対してさらに寛容になるには,どうすればよいでしょうか。
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