マスター教義の復習9
真理を理解し説明する練習
マスター教義聖句には,イエス・キリストとその福音についての重要な真理が含まれています。この課は,その真理をよく理解し,ほかの人に説明する練習をするのに役立ちます。
学習活動案
スキルの向上
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あなたがとても得意なことは何ですか。
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どのようにして上手になったのですか。
十二使徒定員会のゲーリー E・スティーブンソン長老は,スキルを伸ばす方法について,次のように言っています:
「何かにとても秀でるためには,生まれながらの才能に加えて,強い自制心と犠牲,そして訓練と練習が必要です。」
(ゲーリー E・スティーブンソン「神権の作戦ノート」『リアホナ』2019年5月号, 47)
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これは,あなたの聖文研究にどのように当てはまりますか。
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救い主の教えをほかの人に説明する能力に,あなたはどの程度自信がありますか。
今日は,マスター教義聖句を使って,救い主が教えられた真理についての理解を深め,その真理をほかの人に説明する練習をします。まず,あなたが最近研究したマスター教義聖句を復習するといいかもしれません。マスター教義聖句の場所と重要語句を,組み合わせてみてください。
1. マタイ11:28-30 |
A.「神のみこころを行なおうと思う者であれば,だれでも,わたしの語っているこの教が……わかるであろう。」 |
2. マタイ16:15-19 |
B.イエスは,「わたしは,あなたに天国のかぎを授けよう」と言われました。 |
3. ヨハネ7:17 |
C.「すべて重荷を負うて苦労している者は,わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。」 |
4. マタイ22:36-39 |
D.「主なるあなたの神を愛せよ。……あなたの隣り人を愛せよ。」 |
聖句の理解
マスター教義聖句について,質問をできるだけたくさん書き出します。(質問の例:この言葉はどういう意味ですか。救い主はだれに話しかけておられましたか。それはなぜですか。救い主はどのような真理を教えられましたか。それはなぜですか。この教えは,どんなときに役立てることができるでしょうか。)その他の聖句,祈り,「福音ライブラリー」の「学習ヘルプ」,信頼できる人などのリソースを活用して,質問の答えを探します。見つけた答えを記録します。
すべての答えがすぐに見つかるわけではないことを覚えておくことが大切です。見つけるのに時間がかかり,もっと調べたり,個人の啓示を受けたりしなければならない答えもあります。しかし,質問をしたり答えを求めたりすることで,天の御父との関係が強くなり,霊的に自立できるようになります。
見つけたことを,生徒に発表してもらいます。次に,別の聖句を使って,同じ活動を自分で行ってもらいます。または,復習するマスター教義聖句を各生徒に一つずつ割り当ててから,違った聖句を割り当てられた生徒でできたグループに分けてもいいかもしれません。
真理の説明
あなたが研究したばかりのマスター教義聖句を読んだ友達が,その意味とそれが自分の生活にどんな関連があるのかを理解するのに苦労していると仮定してください。そこで友達は,その聖句についてあなたに尋ねてきます。
その友達に向けたそのマスター教義聖句の説明を,書いてください。重要な真理を書き,それがあなたにとってなぜ重要なのかを説明してください。
練習のフォローアップ
あなたは,マスター教義聖句にある真理を深く理解し,説明しようと努力しました。その経験を振り返ってみてください。
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理解が深まると,福音の真理を説明する能力はどう変わってきましたか。
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マスター教義聖句やその他の聖句にある真理をほかの人に説明できるようにする準備として,これからどのようなことができるでしょうか。