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読む:予算の完成,おめでとうございます!予算は,経済状況を管理し,生活からストレスを軽減するうえで強力な手段となります。聖典から,わたしたちは「真理とは,現在あるとおりの,過去にあったとおりの,また未来にあるとおりの,物事についての知識である」ことを学んでいます。(教義と聖約93:24)
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話し合う:教義と聖約のこの節は,あなたの経済状況と予算の活用に関して,どのように当てはめられるでしょうか。
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読む:あなたの家計がどのような状態にあるのかを知ることは,財政管理を成功させるうえで不可欠です。ジョセフ・B・ワースリン長老はこのように教えました。「収入の範囲内で安全に生活している人は,毎月幾ら収入があるかを知っていて,たとえ苦しくてもその金額以上に出費しないよう自制します。」(「この世の負債と天の負債」『リアホナ』2004年5月号,42)
予算に従い続けるのは難しいかもしれません。それには,決意,練習,忍耐が必要です。何度かやってみないとうまくいかない場合もあるでしょう。お金の使い方を変えようと努力するときは,主や伴侶,あるいはだれか信頼のおけるパートナーに相談することを忘れないでください。あなたがたゆまず努力し,愛する人々の助けを受けるなら,実験でマシュマロを食べないで待った子供たち(前章を参照)と同じ祝福を得ることができます。
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話し合う:わたしたちが自制や勤勉といったキリストのような特質を身につけるうえで,主はどのように助けてくださるでしょうか。
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読む:今日,わたしたちは予算に従うための4つの原則について話し合います。
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現実的で,意欲を引き出す財政目標を設定する
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予算管理の方式を見つけ,活用する
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責任を負う
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主の助けを求め,努力し続ける
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1.現実的で,意欲を引き出す財政目標を設定する
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読む:目標設定は,長期的な視点を生み出し,それを維持するのに役立つ強力な手段です。
M・ラッセル・バラード長老はこのように教えました。「目標設定に関して皆さんにお伝えしたいことがあります。……はっきりと分かることは,この世において目標を設定することなく,目標を達成するための知恵を得る方法を学ばないとしたら,やがて年老いて半生を振り返るときに,自分の持つ可能性をごく一部しか使わなかったことに気づくということです。目標設定の原則を学んでいるならば,この世で成し遂げる事柄に大きな違いを生じさせることができます」(「目標設定の方法」『わたしの福音を宣べ伝えなさい』146参照)
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- 話し合う:
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これまで,目標を立てることはあなたの成長をどのように助けてきましたか。
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目標を立てることは,なぜ信仰の行いなのでしょうか。
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読む:現実的かつ意欲を引き出す財政目標を設定することが大切です。次の数章では,財政目標と優先事項について多くを学びます。1か月分の予備金の確保,負債からの脱却,長期用の予備金の確保,退職後に向けた投資,そのほかの有意義な出費への貯蓄などが挙げられるでしょう。以下の活動は,あなたの現在の財政上の優先順位を決定するのに役立ちます。
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読む:現在の財政上の優先事項,例えば,教育,伝道,家や車の購入,または家族の休暇やそのほかのレクリエーション活動のための貯蓄に加えて,ほかの長期的な目標に向けて取り組むこともできます。長期的な視点よりも,短期的な視点から物事を選ぶよう,多くの誘惑があるでしょう。目標があれば,将来に目指すものがあるので,今は我慢しようと思う理由ができます。
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話し合う:予算に従ううえで,何が個人的な動機づけとなるでしょうか。
2.予算管理の方式を見つけ,活用する
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読む:予算を管理し,支出を記録するのに役立つツールやシステムは数多く存在します。効果的な予算の管理方式は,シンプルに紙とペンを用いるものから,モバイルアプリやコンピュータアプリケーションに至るまで幅広くあります。
商品やサービスの支払いには,現金もしくは電子決済という2つの主要な方法があります。どちらの方法にも長所と短所があり,予算を管理し,支出を記録するうえで影響を受けるものです。次の幾つかのセクションでは,2つの一般的な予算の管理方式について検討します。今週の決意の1つは,自分に適した管理方式を見つけることです。
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視聴する:「封筒方式」(ldschurch.jp/srs)動画を視聴することができない場合は,83ページを読んでください。
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視聴する:「デジタル方式」(ldschurch.jp/srs)動画を視聴することができない場合は,84ページを読んでください。
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読む:いずれの方式においても,必ず以下を確認してください。
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設定した金額を変更する,ほかの費目から借りるなどして,ごまかさない。調整が必要な場合,伴侶または信頼できるパートナーに相談する。
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すべての支出を詳細に記録し,必要に応じて次月に各費目の金額を調整する。
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3.責任を負う
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読む:自身で責任を負う以外に,予算に従うことに関して成功の道はありません。毎週行う家族評議会は,あなたの目標と予算を見直し,必要に応じて調整するのに最適な場となります。責任を負うことが難しい場合は,あなたの進捗状況を友人,アクションパートナー,メンター,または財政アドバイザーに報告することが賢明かもしれません。重要なことは,あなたが一貫して進捗状況を評価し,必要に応じて変更を加えるための時間を設けることです。
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話し合う:自分で責任を負うことは,なぜ大切なのでしょう。あなたは自分で立てた予算に対し,どのようにして責任を持ちますか。
4.主の助けを求め,努力し続ける
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読む:財政管理を忠実に行うには,ときにあなたの視点,習慣,行動を変える必要があることを忘れないでください。イエス・キリストを信じる信仰とその贖いは,あなたがこの必要な変化を遂げる中で支えとなります。変化を遂げるには,長年の習慣を根底から覆す必要が生じる場合もあるでしょう。また,予算を立てることは学びのプロセスであるため,予算に従うのに失敗することがあるかもしれません。
さらに,思わず衝動買いをしてしまったり,失業などにより危機的経済状況に陥ったり,緊急医療や予期せぬ修繕費用が生じることもあります。後の章で,予備金の確保や財政危機への対処方法について学びますが,今は,予算には柔軟性があり,予算に従うには忍耐が必要であると覚えておくことが重要です。
予算に従えそうにないときは,家族評議会で話し合い,調整が必要な部分を見直してください。落胆し,予算に従うのを諦めそうになるときがあるかもしれませんが,続けて挑戦できることを忘れないで下さい。主に相談し,助けを求めるなら,あなたは力と能力を得て,努力し続けることができるでしょう。
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話し合う:予算に従えそうにないとき,あなたは何をしますか。
家族評議会で予算に従うことについて話し合う
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読む:予算に従うには,伴侶や家族との一致が必要です。今週は,利用可能な予算管理方式と,困難に直面した際に予算を調整する方法について話し合います。さらに,現在の財政上の優先事項やその他の長期的な目標,それらを達成するための計画についても話し合います。以下の「家族評議会の話し合いサンプル」を活用するとよいでしょう。あなたが結婚していない場合,家族評議会にはルームメイト,友人,家族,またはメンターが含まれることを忘れないでください。