選ぶことが大事なのはなぜでしょうか
天の御父は善悪を判断する選択の自由,つまり自分で選び行動する能力を与えてくださいました。 しかし,わたしたちは自由に選ぶことができても,その選択の結果を選ぶことはできません。 良い選択をするならば,永続する幸福と永遠の命を得ることができます。 天の御父は,わたしたちが願い求めるならば,賢明な選択ができるように助けてくださいます。
霊的に備える
自分で以下の聖句を研究し, 『成長するわたし』 の「選択と責任」にある徳質の体験の一つを達成してください。 その際,選択の自由について学んだ中から若い女性に分かち合える事柄を書き出してください。
ヨシュア24:15(わたしたちは主に仕えることを選ぶことができる)
ヨハネ14:15(善い選択をすることで,天の御父への愛を示し,御父の御心を行いたいという望みを示す)
2ニーファイ2:16,27;ヒラマン14:30-31(わたしたちには自分で選び行動する自由がある)
モロナイ7:14-15(わたしたちには善悪を判断する方法が与えられている)
ゲーリー・B・サビン「全力を尽くして内側から立つ」『リアホナ』2017年5月号,52-55
トーマス・S・モンソン,「選択」『リアホナ』2016年5月号,86
キャロル・M・スティーブンズ「『もしあなたがたがわたしを愛するならば,わたしのいましめを守るべきである』」『リアホナ』2015年11月号,118-120
D・トッド・クリストファーソン「とこしえに自由となり,思いのままに行動することができ」『リアホナ』2014年11月号,16-19
「選択と責任」『成長するわたし』46-49
「選択の自由」『真理を守る』134-135
「選択の自由と責任」および「音楽とダンス」『若人の強さのために』2-3, 22-23
ビデオ―「悔いはなし」
経験を分かち合う
毎回のクラスの最初に,前回のレッスンで学んだことを生活に取り入れたときの経験について分かち合い,教え,証するように若い女性に勧めます。それによって個人的な改宗が促され,福音が日々の生活に関連していることを理解できるように助けることができます。
教義を導入する
今週のレッスンを導入するためのアイデアを,以下の中から選ぶか,自分自身でアイデアを考えましょう。
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ほかの人から標準を破るよう誘われたとき何ができるか,幾つか考えるように若い女性に勧めます。サタンが選択の結果についてわたしたちを惑わそうとするとき,どのような手を使いますか。このレッスンの間に,サタンの偽りに対抗する助けになる真理を見いだすように彼女たちを励まします。
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最近選択した事柄を幾つか挙げるように若い女性に勧めます。自分の選択は自分自身やほかの人に,どのような影響を及ぼしましたか。
一緒に学ぶ
以下の活動は,若い女性が選択の自由の教義について理解する助けとなるでしょう。 御霊の導きに従って,クラスに最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。
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「全力を尽く〔す〕」とはどのような意味だと思いますか。「内側から立つ」とはどのような意味だと思いますか。若い女性に,ゲーリー・B・サビン長老が「全力を尽くして内側から立つ」という説教の中で,これらの語句を定義するために用いた事例や物語を読むように促します。人々が何気なくやってしまいそうな霊的な事柄とは何ですか。どうすれば霊的に「全力を尽く〔す〕」ことを選べるでしょうか。「内側から立つ」あるいは「全力を尽く〔す〕」といった語句や,サビン長老が提示した事例を使ったポスターを作成すると,若い女性にとって楽しいものとなるでしょう。彼ら自身の事例を入れるのもよいでしょう。
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若い女性に,キャロル・M・スティーブンズ姉妹の説教「『もしあなたがたがわたしを愛するならば,わたしのいましめを守るべきである』」から4つの太字の項を研究して,戒めを守ることについての洞察と,正しい選択をすることが大切な理由を探してもらいます。 ビショップの許可を得て,ワードの中で模範を示している幾人かの姉妹を招き,戒めを守るという選択がどのように祝福となってきたか一緒に話し合います。この話し合いには,既婚はもちろん独身の姉妹も入れてください。
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『成長するわたし』の「選択と責任」にある徳質の体験の一つを実践するように若い女性に勧めます(個人またはグループで)。 クラスが終わる前に,選択の自由について学んだことを若い女性一人一人に分かち合ってもらいます。 一人の若い女性に,「選択と責任」にある徳質の体験の一つを終了するために行ったことについて,クラスで話してもらいます。
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『若人の強さのために』の「選択の自由と責任」の項を黙読し,大切だと思うことを分かち合うよう若い女性に勧めます。 その後,同冊子にある別の標準を選んで,その標準に関して,これまでに自分が選んできたことや,その選択の結果受けてきた祝福について分かち合ってもらうのもよいでしょう。 例えば『若人の強さのために』の「音楽とダンス」の項を読み,不健全な音楽やダンスを避ける,という勧告に従ったときに受けた祝福について話し合うことができます。
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D・トッド・クリストファーソン長老の説教「とこしえに自由となり,思いのままに行動することができ」またはトーマス・S・モンソン大管長の説教「選択」の一部分を若い女性一人一人に渡して, 各自で読んでもらった後,考えを分かち合ってもらいます。話し合いは少人数のグループでもクラス全体でもよいでしょう。信じていることや行動の結果について若い女性たちはどんなことを学ぶでしょうか。 若い女性たちに,学んだ勧告は,より良い選択をするうえでどのように助けになるかについて話し合ってもらいます。
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聖典の中から,何かを選んだ人の例を見つけるように若い女性一人一人に勧めます(例えば,ルカ10:38-42でのマリヤとマルタの選択の違いを比較する)。 それらの選択はどのような結果をもたらしましたか。 選択した事柄は,ほかの人々にどのような影響を及ぼしましたか。
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このアウトラインで提案されているビデオの一つを見せます。若い女性に,ビデオの中で人々がした選択の結果を見つけるように勧めます。見つけたことを分かち合うように勧めます。また,自分がした選択の結果がその後も長く影響を及ぼした経験について分かち合ってもらいます。若い女性一人一人が,このアウトラインにある聖句の一つを読んで,それが将来正しい選択をするうえでどのように役立つかについて分かち合ってもらいます。
若い女性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。 選択の自由の教義が理解できたでしょうか。 何を感じ,どんな印象を抱いたでしょうか。 ほかに質問はないでしょうか。 この教義にもっと時間を費やした方が助けになるでしょうか。
学んだことに従って生活する
今日学んだことに従って生活するにはどうすればよいか考えるように,若い女性に勧めます。例えば,以下のことを行うことができるでしょう。
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直面する誘惑と,聖霊の導きを通してそれにどのように対処しようと思っているかについて日記に書きます。
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「成長するわたし」の「選択と責任」の徳質の体験に,続けて取り組む。