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前に進んでしゅうかくを続けなさい！

ウーゴ・モントヤ長老

七十人

イラスト／ガース・ブルナー

わたしは子供のころ，家族と一緒にアメリカ合衆国カリフォルニア州に住んでいました。夏にはぶどう園でぶどうをしゅうかくしました。大家族だったので，みんなで一緒に働きました。わたしはまだ小さかったのですが，父は熱心に働くことを教えてくれました。

ぶどうの木からたくさんのぶどうのふさを切り落としました。それから，ぶどうを金属のトレイに積み重ねます。トレイがいっぱいになると，それを父のところに持って行きました。父はぶどうを広げてかわかし，暑い日差しの中でレーズンを作りました。ぶどう園の所有者は，わたしたちが作ったレーズンの代金を父にしはらいました。

ぶどうを持って行く度に，父はわたしたちに，「前に進んでしゅうかくを続けなさい」と言いました。

そこでわたしたちは次の木のところに行って，次のぶどうのふさをしゅうかくしました。これを何度もくり返しました。わたしたちは次のぶどうの木と，目の前の作業に集中しました。もう終わったことに気を取られないようにしました。

父は毎週，きょうだいとわたしに働いた分のお金をくれました。什分の一として10パーセントを取っておくように教わり，残りは貯金しました。十分な金額になると，わたしたちはそれぞれ木製の飛行機や，好きなキャンディーを買いました。土曜日の午後は，公園に行って飛行機で遊んだり，キャンディーを食べたりしました。

「前に進んでしゅうかくを続けなさい」という父の言葉は，わたしの家族の伝統となっています。この言葉は，熱心に働くことのかちを教えてくれます。わたしたちが行うすべてのことについて，「前に進んでしゅうかくを続ける」ことが大切です。熱心に働き，神から求められることにしたがうとき，わたしたちは人生によろこびを見いだすことができます。