コショウへの予防策

カーティス・コリンズ

世にあって，世のものとならないとはどういう意味でしょうか。

教会員として，わたしたちは際立っています。例えば，わたしたちはコーヒーや茶を飲まず，慎み深い服装をし，きれいな言葉を使い，純潔の律法に従って生活します。しかし，そうしていても「世のもの」が消え去るわけではありません！サタンはわたしたちを誘惑するために力の限りを尽くしており，わたしたちは警戒を続けなければなりません（教義と聖約29：39参照）。

しかし，実際にどのようにして自分を守ればよいのでしょうか。水，コショウ，洗剤を使ったちょっとした実験をして学びましょう。家族と一緒に，楽しい時間を過ごしましょう！

実物レッスン

まず，ボウルに水を入れます。水はわたしたちが住んでいる世界を表しています。

水に少量のコショウを入れます。10振り程度でよいでしょう。コショウは誘惑や注意をそらすもの，罪など，「世のもの」を表します。あなたの生活の中で出合う「コショウ」について家族と話しましょう。
指をコショウの入った水の真ん中に浸します。コショウが指にどのようにくっつくかに注目してください。これは福音を知らない状態で世に出て行くのに似ていることを説明します。福音の知識がなければ，どの選択が正しく，どの選択が間違っているかを知るのは難しいでしょう。

ラッセル・M・ネルソン大管長の次の言葉を分かち合います。「導き，指示し，慰める，変わることのない聖霊の影響力がなければ，これから先，霊的に生き残ることはできなくなるでしょう。」¹
では，いちばん楽しいところです。まず指を水から出し，コショウをふき取ります。次に，指に薄く洗剤を塗ります。洗剤は聖霊の守りの力を表します。洗剤を塗った指がコショウに触れるとどうなると思いますか。
指を再び水の真ん中に入れます。コショウがボウルの縁に飛びのくのを見てください！すごいと思いませんか？指を水から出すと，コショウはまったく付いていません！指はコショウの中にあってコショウのものにはならなかったと言えるでしょう。

話し合いましょう！

コショウは水からなくなるわけでもなく，洗剤を一度塗っただけでコーティング効果が永遠に続くわけではないことに注目してください。「世のもの」は常に存在し，聖霊を伴侶とするには一貫して日々努力することが必要です。しかし，聖約を守るかぎり，天からの守りを受けられます。

生活の中で聖霊の守りを受けるために，どのようなことができるでしょうか。