「神はなぜ善良な人々に悪いことが起こるのを許されるのでしょうか?」『For the Strength of Youth—青少年の強さのために』2022年8月号
そこが知りたい
神はなぜ善良な人々に悪いことが起こるのを許されるのでしょうか?
人生の不公平に向き合うには,大局的な観点と信仰が必要です。
大局的な観点は,天の御父の計画を理解することから得られます。わたしたちは永遠の存在であり,もっと天の御父のようになれるよう地上に来ることを許されています。この世にいる間,わたしたちは誘惑や悲しみ,苦痛,苦しみに直面します。苦しみの中には,神が人々に選択の自由を認めてくださっているために生じるものがあり,選択の中には自分自身やほかの人に苦しみをもたらすものがあります。苦しみの理由が正確には分からないこともあります。しかしわたしたちは,天の御父の計画において,これらのことがわたしたちに経験を与え,最終的にわたしたちの益となることを知っています(教義と聖約122:7参照)。
イエス・キリストはその贖罪と復活を通してすべてのことに打ち勝たれました。この世で不公平な事柄を目にするとき,わたしたちは主と,天の御父の計画に対する信仰を働かせることができます。最終的に救い主がすべてを正してくださると信頼することができます。そして聖霊を通して,試練の中で慰めと強さを受けることができます。
信仰を持ち,最後まで堪え忍ぶことを選ぶならば,わたしたちは「この世において平和を,また来るべき世において永遠の命を受ける」(教義と聖約59:23)と約束されています。