争いを引き起こすことなく信仰を擁護する5つの方法
二つの重要な福音の原則,つまり真理を擁護しつつ同時に人に敬意と愛も示すという原則は,矛盾するはずがないのです。真理に対する強い確信があるために,敬意を欠き,敵意をむき出しにした行動に走るべきではありません。しかし同時に,すべての人に思いやりと愛を示したいという望みのために,真理を擁護するという務めをないがしろにしてはなりません。
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最もうまくいくのは,一対一で人とかかわるときです。表示できる文字数が140文字に制限されてしまうと,多くの場合,誤解が生まれます(訳注—140文字は,ソーシャルメディアの一つである「ツイッター」に投稿する際の文字数制限)。たいていの場合,一対一で直接話し合うときに,互いを理解し,よりよい結果がもたらされます。
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人の視点を理解するのが最初の目標だということを忘れないでください。その人を人として尊重し,その人の物の見方を理解して初めて,話が通じるようになります。
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異なる意見を尊重しつつ社会で共存する方法を探そうではありませんか。自分の人権を他人に擁護してもらうことを期待するならば,自分自身も相手の基本的人権を擁護し,意見を表明する権利と信条を主張する権利を相手にも認めなければなりません。
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理解し合えるようになるのは過程であり,しばしばかなりの時間を要します。わたしたちの視点を受け入れてもらえないかもしれませんが,わたしたちは「偏屈」「憎悪」といった言葉を使わないよう努力することができます。
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たとえわたしたちの抱いている基本的な考え方が,ほかの人たちからは決して理解してもらえないものであったとしても,本質的に善良で分別のある人として互いを見ましょう。