2017
若い,既婚,末期患者
2017年 電子版『リアホナ』


試練に立ち向かう

Megan and Nate on their wedding day

写真/リチャードソン家の厚意により掲載

人生は,ひいき目に見ても予測不可能であり,次に何が起こるかが分からないことで恐怖を感じることがあります。わたしたちは,変化や恐怖,悲しみを避けるために多くの時間を割くあまり,人生を楽しむのを忘れてしまいます。

サメにかまれたくなければ,海では泳がないことです。ハチに刺されたくなければ,立ち止まってバラの香りを嗅がないことです。そして,傷つきたくなければ,恋に落ちないことです。しかし,こういった可能性を避けている間に,天の御父が享受するよう望んでおられる多くの祝福や経験を逃してしまうでしょう。

ネート・リチャードソンとミーガン・リチャードソン夫妻は,ミーガンが嚢胞性線維症を患っていることを十分承知のうえで結婚を決意しました。嚢胞性線維症とは,患者の生活の質と寿命に深刻な影響を与える可能性のある,慢性的かつ進行性の病です。ミーガンとネートは,二人の前に待ち構えている困難を見通していました。財政的にも,子供をもうけることについても,そしていずれはミーガンの死についても苦しむことを承知していました。

それでも,ネートとミーガンは一緒にそれらの困難に直面することを選んだのです。Ensignの記事“A Love Greater than Terminal Illness”から,恐れを乗り越える二人のラブストーリーをお読みください。